oneandonly さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
濃いキャラ設定に馴染むと楽しい作品
世界観:5
ストーリー:7
リアリティ:5
キャラクター:7
情感:6
合計:30
親の転勤で念願の一人暮らしを始めることになった高校一年男子・宇佐は今時珍しいまかない付き下宿「河合荘」に住むことになった。
河合荘にはあこがれの先輩・律も住んでいて、楽しい高校生活を夢見るが……??
河合荘には律のほか、M気のある宇佐のルームメイト・城崎や美人で巨乳だが男運に全く恵まれない酒乱女・麻弓、腹黒猛禽女子大生・彩花など、
強烈な個性を持った残念な住人たちに囲まれ、宇佐は彼らに振り回される毎日で……!
果たして理想の高校生活が送れるのか……!?
(公式サイトより)
知人の紹介で視聴。
第一印象は少し古いタイプの、ザ・日常ラブコメといったアニメ。
以前どこかで説明したような、男性が主人公と変な奴で、あとは女性というのもテンプレ的(この作品では主人公以外変人ばかり)。
同じ河合荘に住む人々(大家さんは除いて良いかな)は、属性や設定による強烈な個性を放っています。
{netabare}城崎…あらすじはM気と控えめな紹介だが、実際のところドMだろう。手作り感のある遊びをする意外な一面を持つ。前髪が長く、目が描かれたシーンがない。
律…ヒロイン。放課後は図書館、帰り道も読書という本の虫。現在のクラスに友人ゼロ。
麻弓…「美人で巨乳だが男運に全く恵まれない酒乱女」というあらすじまんま。あとは、眼鏡、下ネタ好きな傍若無人といった感じ。
彩花…メイク美人で若者の恋愛を弄ぶ性悪な性格。人間関係での表と裏の示唆に富んでいる点が後半面白い。
まあ、一見してこんな人いないだろと思ってしまうので、リアリティ面の下降は仕方がないのですが、これらの濃いキャラたちは、各話でそれぞれの個性を発揮していて、それに主人公の宇佐君が、昔に培った変処理能力をこれまた遺憾なく発揮していくという展開が、徐々に心地よくなっていきます。{/netabare}
作画は、雲がいつも似たような形だったり、あまり好みではなかったですが、キャラの瞳には力がこもっているシーンが何度かあり印象的でした。
音楽は、OP・EDを含め、特筆できず。
個人的な嗜好が芸術的なものに惹かれるため、評価はこのくらいですね。恋愛物でも、もう少し、2人の関係性に大きな変化があったり、盛り上がるドラマが描かれると違うのですが…、日常ラブコメの中では楽しい作品と思います。
(参考評価推移:3話3.4→8話3.5→10話3.6→12話3.7)
(視聴2018.10~11)