TaroTanaka さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
説明が足りないが光る所あり
SFセカイ系アニメである。
{netabare}
ヒロインが世界の存亡を担っている。
{/netabare}
同ジャンルである
『Rewrite』もそうであったが、
やはり尺・説明が足りなかった。
不完全燃焼である。
一番の欠点は、
シナリオの核である
{netabare}
フリュネとネッサのもとになった少女とは結局何者であり、
何故フラクタルシステムがその少女=神を鍵として構築された
のかが殆ど説明されていないこと。
{/netabare}
未来社会の描写は興味深かった。
『素晴らしい新世界』と
同じ問題意識を共有しているし、
イーガン『ディアスポラ』的な
「ドッペル・ナノマシン・データとしての人間」
といったガジェットには心躍る物があった。
ディストピア的状況と
人間の開放を目指す
ロストミレニアムの相克を
より悲惨に描き、
なおかつヒロインの出自を説得的に描いていれば
より高得点だった。
一番良かった点はラストの演出。
『君の名は』『Steins;Gate』等を想起させる。