木村天祐 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
叫竜とロボットで戦う男の子と女の子のはなし
全話見て、想像以上に箱庭感の強い話です。
宇宙まで戦闘域を広げるんですが、コミュニティが狭すぎてあまりそういう感じしません。主人公陣営(コドモたち数人)の目線ばかりで、2クールやるほどの世界観の広がりは感じませんでしたね。
この上で、真の敵だの言っていきなり宇宙で戦闘しだした時は、ポカーンでした。
ロボットとでかい恐竜みたいな化物が出てきて戦う話なんですが、話の本筋が主人公とヒロインのゼロツーの恋物語なんです。
そこが一貫してるところは好感でした。
まあ、ロボット乗るために改造されたコドモたちとか、叫竜の姫から複製されたヒロインとか、不老不死化の手術を受けた進化した人類とか出てきましたが、いずれも見ていてポカーンでしたね。現実との世界観の乖離と、現実味のある恋物語のミスマッチ感にみていて首を傾げてしまいました。
終始、コドモたちはオトナのことを頼って意識しているはずなんですが、そのオトナたちに有能さを感じませんでしたね。彼らは一体何だったんですかね?存在する必要ありましたか?主人公たちの恋物語を作るための舞台を整えるために無理やり用意されたキャラだと思うと、私は世界観も何もかも無茶苦茶だなと思い正直萎えてしまいました。
作画とかはTRIGGERとA-1 Picturesということですごく良かったです。
見る価値はある作品ですので、己でみて判断するのが良い作品だと思います。