リントI型 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:今観てる
美人でかわいくてウブな年上のおねえさん
はどうですか?僕は大好きだーと校舎に届く大声で主張したい。年上ぶって咲太に接しては軽くやりこめられて顔を真っ赤にして照れる麻衣さんの姿でご飯三杯はいけます
まずはキャラデザがいいですね、美人でかわいい桜島麻衣や妹のかえでに友人の双葉理央などヒロインのキャラデザのレベルが高く見ていて楽しい、そしてDTの分際で妙に精神的な余裕のある梓川咲太の軽妙洒脱な会話劇を繰り広げる
この物語の売りはヒロインのビジュアルとヒロイン達とのやりとりの楽しさにある。自分の存在を周囲が認識できているか確認するためバニーガール姿で往来を闊歩し知り合ったばかりの男子にバニースーツをあげる先輩、先輩に足を踏まれればご褒美でありがたがり満員電車で友人とバニーガール談義を始めその友人の彼女が突っかかってくれば何苛ついてんの生理・便秘?と返し友人の女子に俺にスカ○ロ趣味はねえ、と言う主人公。兄の部屋に女子がいたら兄がデリヘル嬢を呼んだ!?と妹が驚く。キャラクターが全然高校生に寄せてなくて中身がほとんど大人、つまり俺も学生の頃に咲太くらいの器量と余裕があればあの娘ともっと親密になれたのにっ………!というありえないIFを妄想できる学生生活追体験物、こういうの何ていうんですかね、高2病?
ストーリーの方は思春期症候群という謎の現象を軸に梓川咲太が各ヒロインと出会いその解決に尽力するという話。妹のかえでが思春期症候群でひきこもりになっておりその為同情し積極的に関与する。桜島麻衣は周囲からまるで空気のようにスルーされ存在を認識されない、古賀朋絵は自分の望む展開になるまで何度でも同じ日時を繰り返すループ現象という割と大事な事象。人々の記憶や記録を消したり時間がループするなど神か超越者の仕業なんだけど物語の主軸はそれじゃなく多分最終回になっても思春期症候群について詳しい理由付けは出てこないと思う、そのような状況に置いてキャラクター達がどう行動するかという極普通の内容
それは思春期症候群という怪現象を負った者達による妙な会話劇は西尾維新の物語シリーズ、繰り返す1日はエンドレスエイト、何か奇妙な現象がおきれば相談に行く女科学部員による説明は牧瀬紅莉栖、と内容自体はどこかで見たことのある内容で展開に捻りが効いてるとか唸らせるほど良く出来た感じではないが色々な事にブレず動じずの梓川咲太とヒロイン達とのやりとりは十分魅力的でそれだけで作品を引っ張っていけるだけの力はある
この原作者のさくら荘がかなり癇に触ったのでかなり警戒して見ていたんだけど今回は杞憂に終わりそうで最終回まで見ます