dbman さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
“ばか”らもん
原作既読済。
作者の出身・居住地である長崎県・五島列島を舞台に、都会育ちの若者と島民の交流を描いた物語『ばらかもん』。離島ならではの風景やそこで暮らすほのぼのしたキャラたちに癒され、ちょいちょい笑わせてくれる。原作同様に素敵な作品となっていました。
アニメならではの良かった点として、主人公・半田清舟演ずる小野Dこと小野大輔さんが光っていました。さすがというかキャラの特徴を理解しているんだなあとつくづく感心させられる演技はやっぱり上手いと言わざるをえません。
そのほかベテラン声優たちの演技力はもちろんとして、もう一人の主人公・琴石なるを演じた原涼子さんは当時8歳の小学生だったということに後から知って驚きました。なんでも、原作者からは「子どもには方言は無理だと思うのでなるは標準語でしゃべらせてほしい」としていたが、あまりにもこの涼子ちゃんが上手に方言をこなした為、そのまま方言で演じることになったという。
実際の子供が演じたことによって、なるちゃんの魅力がより発揮されていたように思います。なるがよく発する叫び声「ぴぎゃああああ」などあの奇声にも似た甲高い声は子供だからこそで大人には出せないw
私は都会生まれの都会育ちゆえよけいに田舎暮らしには憧れがあるので、この作品のお陰でよけいに田舎への願望が強くなってしまった。聖地巡礼ではなく、いつか実際に住んでみたいなあなんて思ったりしております。
ちなみにどうでもいいけれど最近まで、「“ばか”らもん」と読み違えておりましたw