8bit さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
うーーーーん…
女子高生が南極に行く作品。
画がとても綺麗で引き込まれます。
丁寧な作画と丁寧な背景、丁寧な撮影に支えられた作品となっています。
撮影面は最近流行りのリアルテイスト風撮影。
被写界深度だったり色差ズレだったり、とても凝った作りを最後まで描ききっています。
似たように撮影に凝った作品だと京アニ作品が思い浮かびますね。
ここから酷評。
キャラクターが真剣なのかギャグなのかよく分からないので終始頭から「?」が消えませんでした。
ノリ的には完全に「けいおん!」のノリです。
日常系だったらそれでいいんですけど、このお話でそのノリをされてもなぁ。
視聴中何度「けいおん!」が頭に浮かんだ事か。
声優さんの演技もやはりそちら寄りで演技過多。
演技が下手とかそういうのではなくただただ単純にテイストと合ってない。
設定と画がリアルだからこそ余計に目立つ。
成長を描く物語なのに完成された声優ってのが私的にはどうにも苦手。
南極へ入るまでは楽しく観れていたのですが入ってからが何とも微妙。
「せっかく南極まで行ったのにそれを見せたいの?」と思うお話が目立つ。
日常+α(ここに南極が入る)という明確な意思を持った作品なのでここに関してはもうしょうがないかな…
しかしせっかくなら南極ならではの展開が見たかったなぁ。
出来が良いからこそ…
シリアスと日常的ギャグの境目が良く分からない作品で個人的には「どういう視点で観ればいいんだろう」と困惑しました。
出来そのものは非常に良く、あくまでも好みの範疇で「少々合わなかった」という感想です。
最初から最後まで一気見したくらいなので面白かったんですけどね。