ダレイオス さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態：観終わった
終わってみると悪くはなかったが、アニメの作りが最悪なのが痛い。
原作はスマートフォン向けゲームアプリらしい。
いきなり始まるアニメですね。
何の説明もなく主人公側は学校に通っている生徒で
化物が襲ってくると変身して戦う戦士みたいな描かれ方がしていて
何となくしかわからない開始
おそらくは戦闘訓練をやっている学校ということはわかる。
ただし訓練生だけど化物が攻めてくると実戦に出されるという
設定を見ると訓練生なのかそうでないのかはハッキリしない
よくあるタイプのアニメ
そして出てくる主人公側のキャラは異様に多い。
変身して戦う戦士をいきなり一杯出すので誰が誰だかは理解は出来ません。
１０人ぐらいなら我慢出来るけど２０人ぐらいはいると思うので
それだと理解が出来ずに素直に面白さを感じることは出来ませんね。
ストーリー的には途中から始まる感じで
主人公側は既に２度の大きな戦いをやっていて世界を救ってことのあるような
描かれ方をしているので開始時点である程度成長している
人達の物語のようです。
なので話にはついて行きにくいです。
説明がある分意味がわからないよりはマシですが
それでも登場するキャラとの距離感があるので
ストーリー自体に感情移入は難しいです。
キャラと視聴者の立ち位置が違いすぎるのは痛い。
それにキャラは誰だかわからない。
のでそれもキツクてアニメの作り自体に問題があって
正直楽しめる開始の作りではありません。
キャラの会話とかも出てくるキャラ同士しか知らないネタで盛り上がっていたり
で視聴者的に知らないことで盛り上がられても
面白いとは思えませんね。
キャラの関係性が既に出来上がっていて
それをネタにしているので、これだと視聴者的にはキツイ
戦闘シーンはスピード感があり爽快に動いてはいるものの
特に考えて戦っている感じはなくて闇雲に戦っていて、戦い方は面白くはありません。
序盤は敵も殆どハリボテに近いぐらい弱いので盛り上がることもなくて
観ていて面白い戦闘シーンでもありません。
戦闘中にだらけた感じの会話が多く緊張感も欠けているので
その点も気になりました。
学園ものの要素もあるので日常シーンも多いです。
新しくメンバー入りしたキャラの歓迎会をやったりしながら
じっくり日常が描かれてました。
ただ、誰が誰だかはまず認識するのは難しい作りなので
知らない人達の日常が楽しめるのであればいけるだろうけど
そうでなければ苦しいと感じました。
ネタ的にも、キャラ同士で中身が入れ替わる定番ネタもあるのだけど
どういう人がわからないのにそれをやられても
面白さは伝わらないです。
そういうネタはキャラの個性を出してからじゃないと無理ではないでしょうか
この手のアニメにありがちな日常シーンと戦闘時というか有事の際の切りかえは
上手くはなくて、平和な時はすごく平和でゆるやかな雰囲気だけど
唐突に有事になったりするので、その温度差は違和感はありました。
この手のアニメのお約束と言えばそれまでだけど、やっぱり気になる。
もうチョット上手く出来ないのかな・・・と思う。
作画レベルは１話こそ頑張ってはいたけど
全体的に段々悪くなるのでキャラの作画のやや不安定さは気になりました。
正直、微妙ですね。もうチョット頑張ってほしかったです。
キャラクターデザインは悪くはないとは思いつつも
量産型なのであまり好印象は持てませんでした。
萌え的にも水着のシーンがあるのだけど
水着のシーンもエロさを感じるフェチズムもなくて
ただ水着シーンを映しているだけなので
嬉しいとは思いません。
変身シーンも地味な演出ですし演出が地味なのもな・・・と思う。
ただ、ストーリー自体はそこまでは悪くはありませんでした。
キャラ同士の友情や新しくメンバー入りしたキャラが
既存のキャラと打ち解ける展開が描けていたり
わりとオーソドックス
過去の話も描かれているのだけど
相手のことを心配したり、戦うことが怖いということも描けていたり意外にまじめな話も多い。
戦うことが怖いけど、仲間を失うのはもっと怖いから奮起したり
気持ちが伝わってくる展開も多いし
私としてはストーリー自体はそこそこ楽しめました。
中盤以降は敵は強い敵も出てくるので、わりと苦労して
みんなで協力して倒していることもあったりするので、悪くはなかったです。
演出的にも世の中の人のために戦っている感じも出ていたり
やっていることは好意的に見れることが多かったです。
敵についてはどういう奴なのかが、何となくわかったぐらいで終わってますし
まだまだこれからという感じでした。
新しくメンバー入りしたキャラのストーリーとすれば
このキャラについては掘り下げは出来ていましたし
「みき」との友情も描けていたし
終わり方もいい感じには終われていたので悪い感じはしなかったです。
キャラについては最後まで観ても、印象に残ったのは２０人ぐらいいて
３分の１ぐらいのキャラぐらいで
それ以外のキャラは何となくわかるぐらいでしかありませんでした。
ただ、印象に残ったキャラは性格は良かったし気持ちが伝わる心理描写も多かったので
悪い印象はなかったです。印象に残らないキャラも不快な行動はなかったので
キャラが誰が誰だがわからないキャラが多すぎるのが問題でしたね。
私としてはキャラは嫌いではないのだけど、やはりそれがあって評価的には苦しい印象
声優さんについてはキャラの性格がわからないキャラが多いので
声質が合っていたかどうかは判断しかねますが
演技力自体は問題はなくて喋っている限りで演技力はあるな・・・
と伝わってきました。
キャラの入れ替わりがあるアニメなのですが中身がちゃんと違う演技作りも
出来ていたし問題はありませんでした。
まとめると結局、漫画で例えるなら２０巻あったら１０巻ぐらいから始まる
アニメなので、途中がすっぽ抜けているので
アニメだけ観た限りではわからないことが多くて面白さは伝わってこないストーリー構成で
キャラも最初から主人公側は２０人ぐらいもいて誰が誰だかで
アニメの作りは最悪と言っていいでしょう。
視聴者には優しくないです。
そのせいで誰だか知らないキャラの日常シーンや内輪ネタなどは楽しみにくいと感じました。
作画も微妙なので水着などの萌えシーンもあまり楽しめず残念でした。
ただ、戦闘シーンは最初のことは敵はハリボテだったけど
中盤以降はそこそこ手ごわいので、悪くはなかったです。
ストーリーそのものは意外に悪くはなかった。
友情は描けているし、優しさは伝わるストーリーだったし
そこそこ楽しめました。
後半はみんなで協力して戦っていたり
終わり方は敵については何となくわかったぐらいでしたが
終わり方そのものは悪くはなかったです。
終わってみると、そこまでは悪くはない印象だけど
アニメの作り自体は最悪なので点数を出すと合格点を出せないのは
致し方ない印象
やっぱり最初から丁寧に作ってキャラの人数も上手く調整してもらわないと
評価的には苦しい。
