dbman さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ほのぼのに隠されたエロ
原作未読。友人に薦められたこともあり視聴。
半人前魔女の女子高校生・木幡真琴(声優:篠田みなみ)が、青森県弘前市にある又従兄弟の家に居候することから物語は始まる。
原作は別冊少年マガジンにて連載されいたようだが、その世界観は少しジブリに似たほのぼのした作品となっており、魔女というテーマながら魔女を前面に出しているわけでもなかったのに気づけば全12話終わってしまっていた。
登場するキャラたちはみんなとても優しい人ばかりで、物語も各話に渡って、和やかな気持ちになれるものばかり。また実在する青森県弘前市を舞台にしているというその田舎の風景は実に癒される素敵な作画だった。
主人公・真琴は、ちょっとズレているおっとりとしたキャラながら、実はSなのかな。というのも喫茶店のシーンでの{netabare}恥ずかしがりやの幽霊・ひな(声:金元寿子)の姿を魔法で勝手にうつしだすという仕打ち。初対面だし幽霊だしで色々デリケートなんだろうにひどいよw{/netabare}
お気に入りのキャラは、倉本家の妹・千夏(声:鈴木絵理)で、そのキャラデザから当初はモブちっくだなあとは思いつつも、見ている内にその普通っぽさというか田舎で育つとこんないい子になるのかなあと、所々で彼女の純粋さに和ませてもらった。
ちなみにこんないい作品なのに、やけにエロく見えてしまうシーンが結構見られたんだけど、そう感じたのは私だけなのかな? (特に正座している千夏のお尻はやけに長く映されていたし妙に気合の入った作画に思われた)
ムシャクシャしたりストレスが堪っているときなど、やさしい気持ちになれないときにまた観たくなる。そんな作品でした。
数年前、旅行にいったとき山菜鍋や帆立りんごカレーなど何を食べても美味かった青森。作中では実際に存在している名所・風景などが数多く登場しているとのことなので、近いうち聖地巡礼しにいってみたいと思っています。