つぶあん さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
マクロスシリーズ2作目
この作品は、マクロス1期から80年後、地球とゼントラーディ・メルト
ランディが和平を結び、長い平和を謳歌している世界の物語です。
年代としては7やFよりも後の時代設定ですね。
監督曰く、続編はオリジナルの制作スタッフが作るべきものなので
このⅡは外伝的な作品とのことでした。
よく見たらスタジオぬえが絡んでないのですね。
主人公ヒビキは、軍人ではなくテレビレポーター。
最初は、視聴率を稼ぐためのゴシップが目的だった。
そんな中、はぐれゼントラーディと思しき艦隊が攻めてくる。
オペレーションミンメイを試みる統合軍。
しかし、敵側の歌によって遮られ、次々と攻撃を受けてしまう。
ヒビキは初めての戦場取材を体験し、統合軍の敗北を知る。
戦闘の最中、敵艦でイシュタルと出会い、連れ出すこととなった。
地球を攻めてきた艦隊は、ゼントラン・メルトランを、エミュレーター
と呼ばれる巫女の歌で操り、すべての異文明を破壊することを目的とする
マルドゥーク艦隊だった。
平和な世の中を過ごすうち、統合軍の腐敗が進み、危機感がなかった。
統合軍は一般人の不安を煽ることを恐れ、報道規制や虚偽の戦勝報告を
行う。
命を懸けた取材を改ざんされ、その統合軍の姿勢に怒るヒビキ。
敵のエミュレーターであったイシュタルはヒビキと行動を共にすること
により、地球の恋の歌を知る。
歌の文化を壊したくないと思い至ったイシュタルは、マルドゥークと地球
の和平を望むようになるのだった。
と、ストーリーはこんな感じですが、
主人公は軍人ではありません。
本作品のミス・マクロス的なアイドルはモブ扱いですw
イシュタルがヒロインであり、歌姫です。
もう一人はバルキリーパイロットのエース、シルビーがヒロインです。
よくよく考えてみたら、この作品イマイチ三角関係の感じが薄いですね。
イシュタル自体が恋愛感情を知らなかったためなのか、ヒビキもデート
してもイシュタルに恋する感じでもなし。
最終的にヒビキとシルビーが結ばれますが、吊り橋効果的短期間で
くっついちゃいます。
ヒビキとシルビーがキスしたのを目撃しても、イシュタルは祝福して
しまうぐらいに全くドロドロしない関係でしたね。
戦闘シーンも、所々はきれいに描いていますが、バルキリーの全体像が
ほとんど見られず、残念な仕上がり。
板野サーカスではなかったのですね。
ストーリーや設定的には面白いのですが、6話で作るには少し短すぎたと
思えます。
せめて1クールぐらいあれば、もっと心情的な描写も描かれたのかも
しれませんね。
ちょっと残念な作品でした。
ですが、この作品がなかったらマクロスプラスを制作することもなかった
らしいので、重要な作品ではあったのでしょうね。
面白くないとは言いません。お勧めするほどではない程度です。