リントI型 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
コンピューターゲームのカウンターパート
4話まで見ました、ザコ敵であるゴブリンだけを執拗に殺す男の物語。
なんといっても衝撃の1話で新米冒険者たちがゴブリンと侮って退治に向かうと複数から一斉に襲われて撲殺、毒を喰らって瀕死、女格闘家は陵辱され全滅しそうな所に現れたゴブリンスレイヤーによって助かったのは女神官だけがケガだけですんで女格闘家は心身ズタボロとキャラクターデザインが可愛らしい系の割に簡単に命を落とすえらくハードな世界
ゴブリン殺しに使命を感じる主人公による多彩な戦闘方法。1対多数がデフォのゴブリンスレイヤーのゴブリン殺しのエキスパート技術。火攻め水攻め煙による燻り出し眠らして殺す罠を張り待ち伏せて殺す、ゴブリン殺しの達人らしいゴブリンの生態や習性を熟知した対ゴブリン特化戦士の戦闘というよりゴブリン排除術
原作著者の4亀のインタビュー記事を読んだがTRPG畑の出身らしい内容、今までにゲームのアニメ化はいっぱいあったがゴブリンはスライムなんかと同じく序盤の雑魚で普通まず苦戦しない単なる経験値稼ぎのモンスターである。
敵と遭遇すると真正面で対峙して順番に自分のターンになったら攻撃、攻撃を喰らうとHPが減って毒状態だと毎ターンHP減少、などというRPGのシステム上の制約がこの話にはない。ゴブリンには知性があり嗜好があり敵を誘いこんで罠に嵌める、分断して複数で襲う、背後から奇襲などの戦術を使う。装備を固めていても生身の部分を斬られてはダメージを負うし毒を喰らえば昏倒して死もあり得る、ゲームなら攻撃力・防御力・体力などは数値化されHPが減っても普通に戦えるがこの物語では傷を負えば動きが鈍るし疲労もするし魔法にも回数制限がありキャラクターの状況判断が重要になってくる
この物語ゴブリンスレイヤーが全然油断しない、ゴブリンをいかに確実に残らず殺せるかという事を常に思考し装備品やアイテムなども十分に用意して
ゴブリン討伐に向かう、数が多いだけで十分脅威で銀等級の冒険者たちでも下手を打ったらやられるというハードな世界感を醸し出している、4話で登場したオーガもゴブリンスレイヤー達では勝てそうにない強敵で上から3番目のランクの集団でも死が身近な世界という昨今の異世界転生最強主人公系の話と違って緊張感があるのが新鮮