ピピン林檎 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
音楽に騙されている気もしないではない・・・まずまずの青春ドラマ
難をいえば、とくに終盤の展開がやや粗雑で駆け足気味なことかな。
『マクロス・プラス』を観た時も思ったけど、渡辺信一郎監督作品って、やたらと派手な音楽&演出で、確かに視聴中は気持ちが昂るんだけど、いざ見終わって、果たしてもう一回確り見直したいほど面白かったか?と考え始めると、正直なところ結構微妙・・・という印象があります。
本作も、もう1周するかどうか結構迷ったけど、結局もういいかな?
内容的にも、秀才で繊細なボンと天才肌のバンカラ男が共通の女性を巡って・・・ということで、やっぱり少し『マクロス・プラス』っぽいな笑。
※因みに、『昭和元禄落語心中』とは登場キャラの構造が非常によく被(かぶ)っていると思うので、本作を気に入っている人は、同作の方も視聴してみたら良いかも。
(※個人的には、『昭和元禄』の方がずっと評価が高くなりました)。
◆制作情報
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原作マンガ 小玉ユキ(『月刊フラワーズ』2007年11月-2012年3月連載)
監督 渡辺信一郎
脚本 加藤綾子、柿原優子
キャラクターデザイン 結城信輝
音楽 菅野よう子
アニメーション制作 MAPPA、手塚プロダクション{/netabare}
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
=============== 坂道のアポロン (2012年4-6月) =============
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第1話 モーニン(Moanin') ★ 転校生のボン(ピアノ)とバンカラ(ドラム)と学級委員長(レコード屋の娘)
第2話 サマータイム(summertime) ★ 海岸での百合香との出遭い
第3話 いつか王子様が(Someday My Prince Will Come) ★ 4人デート回 ※美術部室の下りがイマイチ×
第4話 バット・ノット・フォー・ミー(But not for me) ★ 公園キス、ジャズバー演奏回
第5話 バードランドの子守唄(Lullabys of Birdland) ★ 東京旅行、薫の母、会えなかった淳兄※挿入歌「バードランドの子守唄」
第6話 ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ(You don't know what love is) ☆ 高2進級、星児登場、淳兄の帰郷
第7話 ナウズ・ザ・タイム(Now's the time) ★ 薫と千の隙間風、東高文化祭(ジャズ演奏)
第8話 ジーズ・フーリッシュ・シングス(These foolish things) ★★ 淳兄と百合香の情事、千の気づき
第9話 ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー(Love me or leave me) ★★ X'mas会、手編みマフラーの行方、東京行き列車(駆け落ち) ※佐世保エンタープライズ寄港阻止闘争(1968年1月)の描写あり
第10話 イン・ア・センチメンタル・ムード(In A Sentimental Mood) ★ 薫の戸惑い、再度の告白、高校3年進級、文化祭準備 ※時間の扱い方が残念×
第11話 レフト・アローン(Left Alone) ★ 千の叔父帰郷、幸子重体、母のロザリオ(千の失踪) ※交通事故のシーンでファイクを仕掛ける意味が余りない点は×
第12話 オール・ブルース(All Blues) ★ 卒業、薫の東京行き、8年後の再会(医師と島の神父見習い) ※黒島天主堂は〇{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)9、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1
OP 「坂道のメロディ」
ED 「アルタイル」