ピピン林檎 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
作画&キャラ良好だけど、競馬ド素人の私には敷居が高かった・・・
有名な競走馬を「ウマ娘」と名付けて強引に擬人化(※というか、少女に擬態化)させた作品みたいだな・・・ということで、トレーナーのセクハラっぽいお触りシーンはちょっとアウトかも?と思いつつも第1話から割と楽しく見ていたのですが・・・折り返し地点の第7話(第7R、「約束」)まで来て、何だか話がよく分からなくなってしまったんだよね。
それでwikiを調べたら、サイレンススズカって{netabare}ブッチギリの大勝ちで人気を博した馬だったんだけど、1998年の秋の天皇賞レースで先頭を走破中に突然、左前脚に故障を起こして、予後不良により殺処分{/netabare}された・・・って。
これって、日本競馬史に残る「悲劇の名馬」って奴ですね。
うーーむ、なるほどねえ。
それで、ついでに主人公(兼メインヒロイン)のスペシャルウィークやサブヒロインのコンドルエルパサーやグラスワンダーやセイウンスカイについてもチェックしてみたら、それぞれ1997~99年頃の競馬界を賑わせた有名な競走馬で、例えばスペシャルウィークは{netabare}出生後まもなくに母駒が亡くなり、農耕馬と一緒に育てられた{/netabare}、とか、エルコンドルパサーは{netabare}デビュー戦から5連勝したが6戦目の毎日王冠で初めてサイレンススズカに土をつけられた{/netabare}、とか・・・
こんなの余程のコアな競馬ファンじゃないと分かんないよ(溜息)。
制作会社がP.A.WORKSだけに作画&演出とも良好、メイン・ヒロイン=スペシャルウィークを始めとするウマ娘たちは皆可愛くて健気で、応援したくなる作風なのですが、肝心のシナリオにイマイチ入り込めなかったのが残念。
まあ、競馬は日本男児の必須科目じゃないしね(※そこが『艦これ』との一番の差)。
こればかりは仕方あるまい。
◆制作情報
{netabare}
原作ゲーム Cygames(企画のみ、未リリース)
監督 及川啓
シリーズ構成 石原章弘、杉浦理史
脚本 杉浦理史、米内山陽子、池田亮
キャラクターデザイン 椛島洋介、辻智子
音楽 UTAMARO movement
アニメーション制作 P.A.WORKS{/netabare}
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
============== ウマ娘 プリティーダービー (2018年4-6月) ============
{netabare}
第1R 夢のゲートっ! ★ スペシャルウィーク上京・入校、チームスピカ入り
第2R いきなりのデビュー戦 ★ 新馬戦(1着)
第3R 初めての大一番 ★ G2弥生賞(1着)、G1皐月賞(3着・・・セイウンスカイ1着)
第4R 特訓ですっ! ☆ 体重増加、模擬レース(タイキシャトルとの一騎打ち)、エルコンドルパサー快調
第5R ライバルとのダービー ★ 日本ダービー(同着1位) ※ED「ありがとう、神様」
第6R 天高く、ウマ娘燃ゆる秋 ☆ ファン感謝デー
第7R 約束 ☆ 毎日王冠、菊花賞(2着)、天皇賞(サイレンススズカ故障) ※ED「Silent Star」
第8R あなたの為に ☆ 宝塚記念(2着、グラスワンダー1着)
第9R スピカの夢 ★ スズカ復帰、合宿、フランス凱旋門賞(エルコンドルパサー2着)
第10R 何度負けても ★ 帰省、秋の天皇賞(1着)
第11R おかえりなさい! ☆ ブロワイエのジャパンカップ出場決定、スズカの復帰レース
第12R 夢の舞台 ☆ ジャパンカップ(1着)、後日譚 ※ED「Find My Only Way」
EXTRA R 響け、ファンファーレ! ☆ 待望のスズカとのレース(ドリームウィーク) ※ED「うまぴょい伝説」{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)6、☆(並回)7、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.6
OP 「Make Debut!」
ED 「グロウアップ・シャイン!」