haiga さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
こんなん絶対泣くやーん(ちょっと修正&加筆)
(一晩たってシャーロットより上じゃないかなと思って修正)今見終わりました。泣く要素てんこ盛りでした。
簡単に説明。見た目完全に人間のギフティアってサポートロボットが社会に溶け込んだ世界。ギフティアにはひとつだけ問題があって約9年経ったら暴走してしまうと言う制限があり、主人公はその回収の仕事に就きます。ギフティアとペアで回収に向かうシステムですが、ベアを組んだのはアイラと言うベテランの回収者で可愛い女の子。でもアイラにも残された時間はあと僅かだったのです……って感じ。
ギフティア自体が人と寄り添う為のロボットのようで、回収対象が子供のいないひとの子供役だったり、お年寄りの孫だったり、両親のいない親代わりだったりとても生活に溶け込んだギフティア達です。その思いでを引き裂いて回収しなくちゃいけないからそれだけでも切なくて泣けてきます。
アイラの声を演じる雨宮さんもちょっと抑揚の無い抑えた声の演技ですが、アイラの愛らしさと時おり見せる感情を上手に演じてくれて、アイラをとてもいとおしく感じます。
主人公のツカサもやさしくて可愛らしいし、同僚もみんないい人ばかりでとても優しい雰囲気です。
リアルタイムで見ていた人はアイラの残された時間と1クールがリンクしたように感じてたのかもしれませんね。
実は最終回では泣けなかったんですね。ラスト2話を泣く準備万端で観たのですが残念ながら泣けなかった。自分なりに考えて見ました。
まずラストにサプライズが無かった事。あと主人公が達観してたように感じた事ですね。18才の若者ですし、ベテラン回収者でも無いんだから悪あがきと言うかもっとお別れを惜しむ描写が欲しかった。
たとえば過去のギフティアで寿命を伸ばした例が無かったか調べるとか、記憶のバックアップをする方法を探すとか。がむしゃらに抗ってそれでもダメでぐちゃぐちゃになりながら別れを惜しみ、それでもアイラと寄り添って最後を迎えるとこをみたかった。そして最後に希望が残るようなサプライズがあれば号泣したかなと。
とはいえ、あら探しすれば突っ込みどころもありますが、この世界に入り込んだもの勝ちです。泣く覚悟でゆっくり観てくださいね