つぶあん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
青森県の風景が楽しめるほのぼのアニメ
主人公真琴は、魔女として独り立ちするために横浜から
親戚の青森県弘前市の農家に下宿することになりました。
魔女は自然豊かで資源豊富な土地を好むため、
東北地方に多いのだとか。
この物語は、真琴と下宿先の家族、友人、そして弘前市に住む魔女や
精霊達との交流を描いた物語です。
この作品の舞台は青森県弘前市。
青森で3番目に大きな都市です。
青森の都会って大体あんな感じ。
ちょっと郊外に出れば、もう田畑や自然にあふれています。
ふらいんぐうぃっちが放送された当時、駅や街頭に
ポスターが貼られていたのを思い出しました。
作品を見ると、弘前の地元民ならわかってしまう場所ばかり。
街並みはかなり雰囲気よく再現されています。
自分は地元ではないのですが、仕事で何度も通っているので
「ああ、あそこか」とニヤリとしてしまいます。
真琴の下宿先倉本家は、父、母、そして兄妹の4人暮らし。
兄の圭が、真琴を迎えに来るところから始まります。
倉本家に到着し、生活品を買い出しに出かけようとするが、
実は方向音痴の真琴。
圭の妹、千夏に案内され、ショッピングモールで買い物をします。
買い物の最後に箒を選ぶ真琴。
なぜ箒?と不審がる千夏の前で、いきなり箒に跨って浮き上がります。
千夏が魔女を初めて見た瞬間でした。
こんな感じで始まります。
魔女は正体を隠さなければいけないのですが、魔女と交流がある土地柄、
一部の人には認知されているようです。
倉本家も、千夏以外は魔女のことを知っています。
主人公 真琴は、おっとりした天然が入ってる性格で、方向音痴。
魔法使いとしては、まだ駆け出しです。
倉本家に下宿しながら、魔法の勉強に勤しみます。
真琴以外のキャラクターも個性的。
のんびりしていて、女子力高い、倉本家長男の圭。
好奇心旺盛、魔法に魅せられる元気な少女、妹の千夏。
真琴の姉、茜はマイペースな自由人。
世界を旅してたまに帰ってくると魔法を教えてくれます。
真琴と圭のクラスメイト、那央。圭の幼馴染で料理下手。
占を信じたり、意外と乗せられやすい性格。
茜の友人で、占い師の犬養さん。
茜の魔法で昼は狼男ならぬ犬女になってしまいます。
夜は元に戻り、「美人の犬養さん」とみんなから言われます。
そして使い魔が可愛い。
真琴の使い魔、黒猫のチトさん。
散歩好きで、たまに近くの犬をからかったり。
体重を気にしたり、ドヤ顔したりと可愛げがたっぷり。
茜の使い魔、シャム猫のケニーさん。
実はかなりの知識人(猫)。のんびりした性格です。
この作品を見ると、使い魔が欲しくなりますね。
この作品は青森の方言がたまに使われてますが、特に倉本家のお父さん。
方言がすごくて真琴や茜が聞き取れず、圭に通訳してもらうぐらい。
お父さんの津軽弁、意外とちゃんとしてるなーと思ったら、
声優の小形さんて青森出身だったのですね。
まぁ、地元じゃ輪をかけて聞き取れないので、わかりやすくしてますが。
他の訛ってるおばちゃんも調べてみたら青森出身。
こだわってますねー。
この作品には悪人は一切出てきません。
日常のほのぼのした雰囲気を楽しむアニメです。
2期来てほしい作品です。