pikotan さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
酷評されるほど悪くないが
酷評しているレビューが多いので期待しないで視聴しましたが、言われるほど悪くないと思いました。
何度も観たくなるかと言われたら正直そこまでではないですが、普通に楽しめるレベルではないでしょうか。
個人的に新房監督やシャフトの作品は好きなので、ひいき目に評価してしまう部分はあるかもしれませんが、前年に公開され大絶賛された「君の名は」と大して変わらない感じがします。
少なくとも映像と音楽、ガハラさんと似ている「なずな」のキャラデザはとても良かったです。
一方で個人的にイマイチだと感じた点は「声優」と「ラストシーン」でしょうか。
声優に関しては、主人公2人の演技にはガッカリでした。
もっと実力の伴った声優を使って欲しかったですね。
俳優でも上手な人なら許せますが、この2人はお世辞にも上手とは言えません。
脇を固めるプロ声優との演技力の差が大きく、気になりました。
単発の劇場作品の場合は、観客動員のために人気俳優を使わざるを得ないのは理解できますが、それによって作品の質が落ちるのが何とも残念です。
ラストシーンの意味もよく分かりませんでした。
ネット検索してみると、様々な解釈が乱立しているのですね。
それぞれ自分で納得いく解釈をすれば良いのでしょうが、できれば明確なラストにして欲しかったと思います。
最後に気になった点として、原作と異なり本作では年齢設定を中学生に上げていますね。これが微妙でした。
登場人物の話題やセリフが小学生の方がしっくり来るかなという感じがしたので。
ただ女子に比べ男子は精神年齢が幼いところがありますから、中学生でも有りという気もしますし、難しいところです。