「機動戦士ガンダム F91(アニメ映画)」

総合得点
72.3
感想・評価
463
棚に入れた
2550
ランキング
1168
★★★★☆ 3.8 (463)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.7

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ネタバレ

つぶあん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宇宙世紀直系のストーリー

まずは、先日お亡くなりになった主人公シーブック・アノー役の
辻谷耕史さんのご冥福をお祈りします。

ネオジオン抗争(逆襲のシャア)から30年後、宇宙世紀上の物語。
ユニコーンから見ると27年後の物語ですね。

宇宙連邦の長引く平和の中、宇宙連邦政府は再び腐敗していた。
宇宙連邦の打倒と理想とする貴族主義社会の実現のため、
クロスボーン・バンガードの侵攻が始まる。
主人公シーブック・アノーは、フロンティアⅣで暮らす少年。
クロスボーン・バンガードの侵攻により、戦火に巻き込まれる。
そして、逃げ込んだ先、連邦軍練習艦スペース・アークに乗船するが、
そこにはF91と呼ばれる新型MSがあった。
生き延びるため、シーブックはガンダムF91を操縦することになる。

話の流れはファーストガンダムのアムロと全く同じ。
戦争に巻き込まれて逃げた先でガンダムにのるパターンです。
そしてガンダムの開発も主人公の親が絡んでます。
まさに歴史は繰り返される。

とにかく連邦の兵隊の身勝手さがイラっと来ます。
そして、ヘナチョコすぎる。
連邦の腐敗具合がよくわかります。
そして、この作品の主人公とヒロインはどっちも親に恵まれず、
ヒロインに至ってはスケールの大きな親子喧嘩をします。

この作品のテーマが「家族の問題」らしく、人類の進化とか
政治とか、難しく考えなくてもよい話になっています。
ハッピーエンドなので最後まで安心して観られます。

この作品はVガンダムの前に作られた作品なのですが、虐殺方法がエグい。
空飛ぶノコギリ円盤が人間を探し出して次々と襲っていきます。
Zガンダムでは毒ガスを用いましたが、監督の富野由悠季が
「子供が生のリアルさを失いつつあるのではないか」という強い懸念を
持っていたため、もっと直接的な痛みを感じる殺害方法を見せるために
そうしたらしいです。
後のVガンダムは更に残虐で、富野監督もやり過ぎたと作品を全否定
してるとか。

それにしてもガンダムはMSが命。
この作品でも、逆シャアで使われたMSから新たなMSまでてんこ盛り。
メカ好きにとってうれしい作品でした。

投稿 : 2018/10/25
閲覧 : 296
サンキュー:

10

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