dbman さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
倫理なんてくそくらえ
このレビューでは、感動シーンや最後の結末に関する感想はあえて外して記していきます。
タイトル「倫理なんてくそくらえ」ていうのは半分冗談ですが、あくまで個人的主観としては「アニメだし面白ければ倫理なんてどうでもいい」というのが本音です。むしろ、非日常を味あわせてくれるのが漫画やアニメなど創作物であって、求めているのは、“普通”ではないのです。そういった意味でこの「俺妹」は、数少ない攻めてくれた作品として賞賛を送りたい。
して、最後まで一気見した率直な感想としては、「これなんてエロゲ?」でしたw (あ、エロゲほどエロシーンは出てこないので恋愛シュミレーションゲームやギャルゲーかな)
基本、ハーレム系が苦手な私でしたが、出てくる女子たちがとにかく可愛い子だらけなので、苦手意識がぶっ飛んでしまいました。それぞれの女の子たちの魅力を語ると長くなりそうなので割愛しますが、あえて言わせてもらうならば、黒猫の次女ひなたちゃんとたまきちゃんまでもが可愛かったなあw ひなたちゃんはおそらく小学生低学年だけれどやけにマセており、たまきちゃんは、あの幼さにして丁寧すぎる言葉遣い。まだ私は人の親ではないですが、親目線でデレデレと見てしまった。
ちなみに沙織・バジーナって、 {netabare}身長180cmもあったことに驚きですが、中学生だったんかい! と、作者のwikipで知りました。作中でそんな名言してるとこありましたっけ? ん~ん、でも懐古シーンから想像する事はできるわけか…。 どうでもいいけれどドラゴンボールネタが2つありましたね。沙織によるフリーザのセリフ。それと京介が桐乃に「結婚すっか」は悟空のチチへのプロポーズ。作者はドラゴンボールがお好きなようでw{/netabare}
{netabare}それとラスボスは、やはりというか幼馴染の麻奈実ちゃんでしたね。桐乃と二人のケンカシーンで、メガネの上から顔面を殴るというのは「おいおい桐乃それはやりすぎだろ」と思いましたが、それだけ桐乃の人生観を変えるほどの積年の恨みを表現したかったのだろう。 {/netabare}
そして、作中エピソードとは異なりますが、桐乃が秋葉原に降臨した際、両手を掲げて発する「アキハバラー\(^o^)/」がとってもお気に入りのシーン。私は秋葉原にかれこれもう10年以上住んでおり(駅改札まで徒歩2分)、漫画やアニメなどあらゆるシーンで秋葉原は登場しますが、聖地巡礼というにはあまりにも近所すぎる為なんとも思っていませんでした。 が、この桐乃の「アキハバラー\(^o^)/」が気に入りすぎて、つい先ほどあの場所で密かに真似してきたのは内緒。(そのテンションのままこのレビューを書いています)
またOPアニメーションで、桐乃が走り回って横断歩道を戻るシーンや公園っぽいところで京介が追いかけているシーンもお気に入りで何度も見返してしまいました。一期もそうだけれど、OPでは桐乃が走り回っているシーンが多く、なんというかこんなスラングはないと思いますが『走り姿萌え』になってしまった。
そんなこんなで、見終わった後に余韻に浸れる心底楽しめる作品でした。放送当時に観たかったなあw なお同じ原作者の別作品で「エロマンガ先生」というのもあると知ったので、視聴してみたいと思っています。