みみにん さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タイトルなし
遅ればせながら視聴したのだけど、理系アニメですね。アニメが先祖返りしているんだと思う。何かと言われればアニメです。純粋にそうです。擬人化ですから。元がドラマとか劇ではなく動物ですからね。
『アラクニド ARACHNID』という漫画を読んだのですが、そちらは虫がモチーフになっていて殺し合いのバトルをします。こういうの流行っているのでしょうか?フレンズたちは恒温動物が多いので(全部かな?)、温かくてさわると柔らかいです。
元々、オタクさんたちはアニメが好きでしたからね。それがここ20年くらいの間は、ドラマ、劇、文学や小説、ゲーム、アイドル、音楽などを取り込んできて別物になっていたのかも。
キャストが日常系アニメの人が多いんです、なんでだろ?
与えられた課題を一つずつクリアしていくのはCCさくらに通じるスタイルでしょうか。どことなくスマホゲームの乗りなんですよね。スワイプスワイプ、タップタップ、フリックフリック…。
3Dなので回転します。回す動きって映像は苦手なんですよ、これやると楽しい。OPでバスが回ってます。
最大の特徴は音と音楽ですね。どうやら賛美歌のような宗教音楽のピッチを上げているようです。Nightcoreというテンポを速めた歌がyoutubedで人気ですが、それに近いです。バッハやパッヘルベルのカノンを5倍速にして聴くと似た感じになります。
そしてボカロの音に似ているんですよね、賑やかで、てくてくぽこぽこ、てくてくぽこぽこしている。若い人に馴染みのある曲調とサウンドになっていますね。演技が平坦なのもそれででしょう、機械音を聞き慣れているからです。キャストが甲高い声やシルキーボイスが多い理由も若い人にはその方が聞きやすいからでしょう。裏を返すと年の行った人はこれらの音は馴染みがなくノイズに感じてしまい場合によっては不快感があるかも知れません。
例えば、まどマギはクラシック音楽を使っています。けものフレンズは宗教音楽+ボカロの組み合わせです。アニメでは珍しいのかも。千本桜と言う有名なボカロ曲もあり、カラオケでも歌われて下地が出来ていたのでヒットに繋がったのでしょう。
すごーいは感嘆ではなく、すごーいみがあるという名詞のようです。なので○○が得意なフレンズなんだねと解説するわけです。機械に寄せたしゃべり方をしているので強い表現を弱めてくれる効果があるみたいです。演じていると言うより、朗読していると言うより、緩やかに歌っているように話していますね。むしろ歌ってますね。歌を台詞のように言いまわしています。何か動作するたびに可愛らしい音が鳴るので心地よいです。
賛美歌だとすれば何を賛美しているのでしょう……?
このメロディとサウンドがいけるなら、たぶん↓こういう曲もいけると思う。
アンノウン・マザーグース
https://www.youtube.com/watch?v=P_CSdxSGfaA
独りんぼエンヴィー
https://www.youtube.com/watch?v=Z5gTSNZUy98
1925
https://www.youtube.com/watch?v=8xFBLego17k
放送日(2017年1月)がバーチャルユーチューバーのキズナアイ(2016年12月)が登場した時期と近いんですね。ふーむ。
https://www.youtube.com/watch?v=NasyGUeNMTs