うり さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
最後まで見たら世界が変わる
原作は未読です。
最初今時キャラの主人公たちと、明るくのどかな学校生活のエピソードに騙されます。
そんな可愛いお話ではない。
回の初めに挿入される不穏な歴史。
細切れにされ封印されたそれらと、主人公たちの日常にときおり紛れ込む不穏な出来事が徐々にリンクし、何も知らなかった主人公の目線そのままに、謎が解き明かされていくところに、だんだん引き込まれていきます。
最後の最後にこのコピー「偽りの神に抗え」が活きてくる。
最後までみたら、また最初から見たくなる。
ただし、決して後味のよい話ではない、とだけは言っておく。
原作「貴志祐介」は伊達じゃない。
これは個人的な勝手な思いだけれど、「進撃の巨人」とこの「新世界より」、対極にある物語のように感じている。比較するといろいろと思うところが出てくる。