「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(アニメ映画)」

総合得点
77.6
感想・評価
1557
棚に入れた
8485
ランキング
611
★★★★☆ 3.9 (1557)
物語
3.6
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
3.9

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ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

本物はどこだ!?行き着くべき姿はファンサービスのための創作か、それとも挑戦か。

庵野は言った
「分かりやすいとそこで終わってしまうんですよね。わかっちゃうから。」


エヴァシリーズを大きく括るならばTVアニメ版、TVアニメ版+旧劇場版、新劇場版と大きく3つの物語となる。根幹となる物語の背骨は同じものの中身は全くと言っていいほど違う。


鬱陶しいほど霧がかり、色々なものを暈して表現されたTV版。
その鬱憤を晴らすかのように自慰的なものや性を強く意識させる描写の旧劇場版。
これまでとは違う四肢で描かれた新たな物語、変わる姿。

庵野は言った
「わからないと、分かりたいっていう風にその人が動き始めるんですよね。」
そう考えると未完であることこそこの作品群のあり方なのか。


TV版のレビューでも触れたように私には分からない。まるで考察する気にはならない。ってか考えながら見るのは無理だわ!作品を直で感じれなくなってしまいそうで。
例えば空母のような空中要塞。これただ作りたかっただけじゃないの?
アスカの惣流から式波への改姓。空中要塞がどーしても入れたくて空母のような形になるから惣流だと都合悪くて旧帝国海軍駆逐艦の名称にしただけじゃないの?
そもそもTV版は旧劇場版でエンドマークだったんじゃないか。
新劇場版は「カラー」の屋台骨としてなるべく金ヅルにするために、周囲の大きい声(企業)からの声で仕方なく作ったんじゃなかろうか。クリエイターなら新しものを欲するが売れてしまったがための呪いを表現したんじゃないか・・・等々。
まぁ少なくとも「ファン」のために作るクリエイターの創作のベクトルが馴れ合いのためにしか感じないから必要ないのかも知れないが。
色々ググって色々な考察を見て「へ~」で終わらせることこそこの作品を見るのに一番簡単なものかもしれない。


Q以前の劇場版の作画はとても素晴らしい。壊れる前の世界の描写は本来なら5.0を付けたいのだがレビューをしてないのであえて4.5と評価しています。
私がエヴァンゲリオン以降の作品でロボット作品に魅力を感じなくなるほどのメカのデザインはやはり秀逸でずば抜けていると思う。だからこそ「パンチ」や「キック」でもカッコいい!と思えるのだ。散々酷評している興醒めパンチとは訳が違うんです。

庵野氏の手の内で踊らされている我々は更に踊ることができるのか、はたまたピリオドを打たれるのか・・・。多くの想いをのせて終演となる次回作、そのときこそこのQを含めた新劇場版群、そしてエヴァシリーズが評価されるべき時であろう。

このレビューは根拠無い妄想が含まれているのでご注意を!

投稿 : 2018/10/23
閲覧 : 346
サンキュー:

22

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