ニワカオヤジ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ハイレグ&ウルフカット
今さらながら見て、名作と言われるのは理解できました。
士郎正宗の漫画って、喜怒哀楽が激しいわりに人が死ぬことには全く感情が動かず平気で銃殺できてしまうというキャラクターが多く、というよりほとんどのキャラがそれで、探り合って殺し合うという殺伐とした話ばかりで、どうしても好きになれませんでした。僕が中高生当時、流行っていたし、持っていたら何となくカッコ良かったから大体全部買ったけど。
で、草薙素子もご多分に漏れずでしたので、アニメを見るのも躊躇していたわけです。が、本アニメでは人情味があるキャラに変わっていて、それが本作を面白くしていると思いました。
基本1話完結の連作ものなので、途中はやや退屈に感じることもありましたが、終盤の数話は面白かったです。アクションも終盤までは派手なのがほとんどないというのが渋いですね。
しかしそれにしても素子のハイレグにジャケットというファッションはどうにかならなかったのか。「時代だからしょうがない」という意見がありますが、発表された2002年でもあの格好してたら、「あの、お尻出てますよ?」と指摘されます。動きやすいからあの格好? にしてはジャケットには肩パットが入っていて邪魔そうです。トグサの髪型に至っては80年代前半のアメリカです。
でもエンディングの歌も80年代のアメリカっぽい歌だから、狙ってんのかな?それなら、オープニングは杏里の「キャッツアイ」の方がしっくり来たかも。