ワッペン さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ギャグアニメではNo.1
良い点
◯まず、なんと言っても本作で特筆すべきは声優さんの演技力の高さであろう。
特に、焼き鯖回や、ヒヤシンス回などの
ゆっこかみおのどちらががブチ切れている時の声優さんの演技は必見で、その勢いに釣られて笑ってしまったという人も多い筈。
これらの声優さんの全力さが、非常にギャグの引き立てとなっていたように思う。
本作で、一番上出来きだった要素は間違い無く声優さんの演技力だと切に感じた一作でした。
◯みおちゃんの腐要素、ゆっこのアホっぷり、麻衣の我が道を行くマイペースっぷり
などのそれぞれの独特な特徴をしっかりネタとして昇華出来ていた所が良かった。
◯独特な空気感。ヘルベチカスタンダードやハカセとなののアイキャッチを毎話ごとに挟んでいるところがギャグの後の羽休めという感じでクールダウン要員として良い。
はじめこそ、なんじゃこりゃと奇妙な印象を抱いたが、
回を追って見進めていくうちに寧ろ、クセになってくる。
◯キャラクターの良さ。ギャグアニメらしくぶっ飛んだキャラしか居ない所が◎
メインキャラは勿論のこと、中之条くんや、などの脇役の粒も揃っていたことから基本的には余程のハズレ回以外は安定して楽しめた作品だった。
◯曲。ヒャダインさんが担当されているということも有り、opからキャラソンに至るまで中毒性の高い曲が多い。
一時期など、休みの日に半日の間ずっとイヤホンで日常の楽曲を聴いていたというほど、耳に残り癖になる特徴的な曲が多かったのが◎(私的には、安中のぴょんぴょんエー、東雲家の今日も平和です、がお気に入り)
そして、zzzとという浄化edもこれまた素晴らしかった。
◯ギャグアニメとしては邪道かもしれないが、ハカセなのパートの萌え要素も良かった。ヘルベチカなどと共に個人的にはギャグというより癒し枠。
しかし、ハカセにおいては苦手と感じる人も多いだろうなーというのが正直な感想。
いくら子供とは言えど、他を全く省みない手前勝手な態度に嫌気が差したという意見があっても全くおかしくないと思いますね。
ただ、私的には子どもを極端に子どもらしく描いたのがハカセなのかなと思えました。子どもは一般的なイメージでは食事の好き嫌いを顕著にするものですし、買い物の際にはおねだりをしてしまうもの。
そんな子どものイメージを丸々当てはめたのがハカセなのだと思うのです。
他作品では子どもであるのに妙に大人びているキャラが居ますが
やはり個人的には不自然さを感じて、少し妙に感じてしまう。
それならば、全力で子どもらしく振舞っているハカセの方が私的には好感が持てるのですね。
悪い点
話のハズレと当たりの格差が大きいこと。
笑える回は本コメのタイトル通りギャグアニメではNo1と言っても良い程可笑しく笑えるが、ハズレ回においては始終真顔である事もままある。
たしかに、ギャグアニメにおいては勢いをずっと維持することは難しいだろうが、もう少し全力で笑える回が欲しかったところ。
総括
ハズレ回がままあったことにはあったが、それを吹き飛ばしてしまうほど、
あたり回のギャグの破壊力は凄まじく、声優さんの好演もあったことから非常に笑え、
私的にはギャグアニメの中ではNo1と自信を持って言えるアニメとなりました。