ダレイオス さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
原作漫画ファン向け
まず思うことはいきなり始まる日常系て感じです。
上半身は裸で下半身は蛇で手や体の線が異様に細い
主人公の女の子が印象的で、みんなで鍋料理を食べているシーンから始まる
主人公が下半身が蛇で人間以外ぽいキャラが他にも出てきたりと
ファンタジー要素もあるようです。
会話で進めているようですが内容が1話から内輪ネタなので
視聴者的に知らない仲間内のネタで盛り上がっているだけなので
どういうことなのかわからないし
キャラのことがわからないと、楽しめる会話にも思えなかったので
別に面白くはない開始でした。
うーん、出ているキャラの特徴をディスったり
特徴をネタにしてギャグとして盛り上がったり
どういうキャラなのか描写が出来てないうちから
そういうネタで遊ばれても、楽しめないんじゃないかな
メタ発言も多いな、1話からメタ遊びもしています。
主人公がとてつもなく性格が悪くいわゆる「クズ」なのはわかりますが
何で一緒に食事するような人を、不意打ちで殺そうとしたり
する気持ちがわかりませんね。
性格が「クズ」だとしても動機がわからないので・・・
そして、オチはこの主人公が悪さするから、他のメインキャラの女の子に
お仕置きをされるのがパターンでした。
そのシーンは主人公の尻尾を切り落としたりでグロかったり、ギャグにしているので
あまり人にはお勧め出来ませんね。
1話観た感想だと構成に失敗している感じでした。
どういうキャラなのかわからないうちにグロい内輪ネタをやられても
付いて行ける人はほぼいないでしょう。
もうチョットどういうキャラなのかの描写をしてほしかったと思います。
原作は漫画らしいので、おそらくはキャラの紹介とかは原作漫画ではあったんだろうけど
アニメの尺にするために省略されてそうなので
開始は原作のファンの方しか楽しめなさそうです。
2話、3話も基本的にその作りでした。
ギャグアニメとして作られているのはわかりますが
主人公が「クズ」なことによりギャグとして楽しめるかになると
滑ってたかな・・・と思いました。
起承転結があって笑える内容にはなってないので
ただ主人公が「クズ」なだけなので別に面白くはないですね。
ぶっちゃけ面白いストーリーの中に「クズ」な主人公がいれば違ったかもしれないけど
そうではないので・・・ひたすら滑っている「クズ」を見せられている感じ
オチもお約束なのはわかりますがワンパターンでいつも同じてのも・・・ね。
天使だとか悪魔だとか、そういう人達の話てのはわかりますが
相変わらず視聴者の知らないキャラの関係性で盛り上がられても
笑いのポイントが理解しにくいので・・・
ただ、4話あたりからドタバタしだして、主人公の趣味がわかってきたり
主人公の昔の話とかがわかってきて主人公がどういう奴なのかの描写が
出てきて、そのことをコメディーにしていて
話はわかるようになってきました。
それに主人公がいたずらしようとするものの
メインキャラの女の子にそのことで嫌われたりして
主人公が落ち込んで反省する展開になったりするので
主人公がどういう奴なのかがわかってきたり
ストーリーに流れが出てきたりするので、チョットは楽しめるようになったかな
それによって主人公が「クズ」なことにより笑える展開になったり
オチも笑えるようになってくるので、そこそこみれました。
主人公の「クズ」度合も「クズ」であることは変わらないが
途中からは抑えられてきてバランスは取れてきた感じです。
他のメインキャラも掘り下げられてきて
謎だった天使と悪魔のキャラのこともどういうキャラなのかわかってくるので
段々色々とわかってくることにより、話が理解出来るようになりました。
途中からはグロい描写も抑えられてきて、次第にコメディーよりになりました。
風刺やパロディネタも増えてきて、それらも楽しめる人には楽しめそうだったので
内容のバランスも良くなりましたね。
問題点としては、1話からなんですが性格が変なキャラやクズキャラが主人公以外にも異様に多いので
その点は抵抗があるでしょうね。
もうどうしようもないぐらい「クズ」で不条理なキャラばかりなので・・・
しかしながら、それらのキャラのおかげで不条理コメディーにはなっていて
うーん、キャラが掘り下げられるとキャラに愛着がわいているので
その不条理なキャラのせいで不条理な目に遭うキャラに感情移入しやすく、応援したくなるので
段々みれるようになりました。
主人公もその一員の1人である傾向が中盤以降はあるので
不条理にお仕置きをされる姿を見て、普段「クズ」なのとのバランスは取れてたかなと思う。
あと中盤以降もたまにある、主人公の体をぶった斬ってのグロギャグは
道徳的にとかというよりも、凄く寒かったな・・・
私は寒いギャグは好きなのですが、流石にこれは・・・と思いました。
グロギャグでなくても、寒いギャグの時はとことん寒いので
その寒さは最後まで滑ってましたね。
寒い時の寒さはとてつもないものがありました。
主人公がメインキャラの子を殺そうとした理由もわかるのが
遅すぎた気がしました。わかるまで、何で殺そうとしていたのかが
わからず理解不能だったので・・・
中盤以降は作りは変わらないので、コメディーが楽しめる人は
そのまま最後まで楽しめるだろうし、キャラに抵抗があったりギャグが寒くてつまらない人はつまらないでしょうね。
そうハッキリ分かれる作風でした。
作画については基本的に平均的で、たまに良い時がある感じでした。微妙な時もあるが
作画が特別に悪いてことはなかったです。
ギャグ時の演出は勢いがあってしっかりしていることが多く
見て楽しむだけの出来はありましたね。
キャラクターデザインはどこかで見たことあるな・・・的なキャラが多く
特に新鮮味はなかったです。
トータルとしては作画は普通かな
声優さんについては主人公役の方は素人ぽいかなと思いました。
喋りの音程に強弱がなくて気持ちがこもっているタイプではなくて
ただ叫んでいるケースことが多く、そこまでは上手くない感じでした。
ただこういうキャラ何だろうな・・・が印象的で
悪い印象はなかったです。印象としては良い。
他のキャラの役の方は気持ちはこもっていたし、喋りも安定していました。
まとめると明らかに序盤の構成に失敗している作品でした。
序盤がキャラのことがわからず不条理グロギャグなので、面白くはないでしょう。
原作漫画を読んでいる人向けとしか言えない内容でした。
4話以降、キャラのことや他にも色々わかってきて、グロいシーンも減って
コメディーとして楽しめるようになった感じでした。
ただ不条理ギャグは寒い時はとてつもなく寒いので
その辺は人を選ぶと思うし、そこまで出来のいいギャグアニメでもなかったと思う。
なので最後まで観ても寒いと思う人にはそうだろうし
そうでない人にはそこそこ楽しめるだろうな・・・と思いました。
私的には寒いちゃ寒いのだけど
4話以降は大きな声では言えませんがわりと楽しめました。
ホームレスの子はもうチョット扱いを良くしてほしかったな
何か見ていられなかったので・・・