アニメ記録用垢 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
サイコパスが織りなす最高の神作
今回、初レビューだけど実際は二周目した人の感想
――やっぱり神作――
一回目観てから数年以上経っており、記憶も多少薄れる筈なのに
重要シーンは全て覚えていた
それだけ記憶に残る程、重厚で心に響くストーリーだったのだろう
ユフィの暴走のシーン、シャーリーの最後、ロロの想い、そしてゼロレクイエム……
どれも鮮明にハッキリと――
――だがそれでも泣いた
泣かされてしまった……
展開が全部わかってるのに
ちなみにルルーシュがゼロレクイエムで心臓を貫かれて、ナナリーの元に倒れるシーンだが
あそこでナナリーが、憎まれる為に今までルルーシュが嘘を付いてたことを最後に見抜いたシーンがあるのだが
一体どれだけの人が気付いたかな?
実はナナリーは作中で一度だけ、相手の手を握ることで嘘か真実かを見抜いた描写がある
(二期の15話でアリシア・ローマイヤと手を握るシーン)
そして最後に自分の元へと倒れたルルーシュの手を握って全てを知ったのだ
――兄は私の大好きな兄のままであったと
別の作品でも語ったが名作と呼ばれる作品は、どれも例外なくキャラクターそれぞれに魅力がある
良い、悪いに限らずだ
ルルーシュは上記に当て嵌めるとするなら、悪いキャラになるだろう
自分の都合で他人を巻き込み、駒扱いで利用し、何百何千万と人を殺したのだから
もう完全に典型的な利己的思考――サイコパス――である
だがコードギアスという作品は主人公がサイコパスであったからこそ名作に成りえ、心に残る作品となった
サイコパスが改心する訳でもなく、己の信じた平和を目指して犠牲を出してでも、巻き込んだ人々に平和を残した
正真正銘のサイコパス――ダークヒーロー――だ
一回目はルルーシュに対してサイコパスとも何とも思わず観れたが
――もしかしたら私もサイコパスなのかも知れない(笑)
二回目はすぐコイツはサイコパス過ぎるだろと嫌悪感も抱いた
だけどルルーシュが好きだ!
何故ならこんなに格好いいサイコパスを知らないから
※余談だが、サイコパス=猟奇的犯罪者というイメージが定着しているが
それはサイコパスの一部であり、サイコパスの本質は自分の目的の為にはブレーキをかけない
所謂、利己的主義を指す言葉である
そしてサイコパスは100人に数人レベルで存在し、その殆どは社長など社会的成功者である
そして私の人生の教訓として刻まれる程の名言をありがとう
そう――
――『撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ』――