アニメ記録用垢 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
三周目+原作小説を読んだ上での感想
原作小説一巻~三巻までの内容
軽く補足説明させてもらうとオレ自身は今まで小説が苦手で読んだことがなかった。
小説が苦手というよりは活字を読むということに慣れていなかった為
どうしても苦手意識を持っていたのだ。
故に今までは小説を読まなかった。そう❝今までは❞。
そんなオレに原作小説を初めて読ませた作品。
小説のアニメ化はどうしても文量的に全て作画することはできない。
故に例に漏れずオーバーロードもアニメ化に辺り消えたキャラクター〈ニグレド〉というアルベドの姉がいる。
オレも最初はアニメでやった内容で気になった登場人物や用語をYouTubeで解説動画とか観るだけだった。
逆に言ってしまえば解説動画を観たいと思わせるだけの面白さがアニメにあったということの裏付けであることに他ならないのだが。
アニメ化に関して原作通りにやれとか、作画が良くないとか様々な意見はある。
しかし、起承転結をしっかりとやっているのでオーバーロードの良さは崩れていない。
まあ登場しないキャラとかは出して欲しいと原作小説を読んだ今なら思うことは思うが。
それでも商業面として視聴者に面白いと思わせ→YouTube等で解説動画を観させ→原作小説を買いたい
という感情を湛えさせることができるいる点で成功しているだろう。
【導き出される結論は…】
オーバーロードの一番の魅力は脳死で観れる簡潔とした内容にも関わらず
個性豊かなキャラクターが織りなす絶妙なハーモニーや細緻な心理描写が癖になるところ。
主人公が最強にも関わらず俺TUEEEをせず
状況把握→損得を勘定した組織にとって最善の模索→行動
といった慎重な性格が主人公最強系にありがちな❝ウザイ❞という感情を視聴者に感じさせない。
ちなみに原作のアインズ様はアニメの何倍も慎重。
更に上には上がいると常に自分を超える強者の存在を想定している点も大きい。
大多数の主人公最強系は自身の力をただ見せびらかしたいだけで、状況把握や損得を勘定した最善の模索をしない
ただ力を前面に出して行動するだけ。
故に❝ウザイ❞と感じる。
この差は全然違う。
これができている主人公最強系のなろう他作品は私の思いつく限り、幼女戦記しか思いつかない。