たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
どこがスパイ?
スパイ映画「キングスマン」や「007」シリーズに感銘を受けて制作されたと銘打たれた萌え系スパイアニメ。
アメリカでは米国と旧ソ連とのスパイ戦を元CIA職員が原作脚本を担当しリアリスティックに描き出した「ジ アメリカンズ」というドラマシリーズまであるのに対し、日本はこの体たらくである。
いくらなんでも非現実的なガジェットが主題だからといってあまりにも「スパイ」とかけ離れてる。これじゃまるで外国人が考えたような「忍者」であり、スパイとしての苦悩や仕事は描かれない。
「ジ アメリカンズ」では、旧ソ連と米国の秘密裏の攻防戦が非常に緻密に生々しく描かれていて、女スパイは大概、敵組織の上官に身体を売って情報を聞き出そうとするし、暗殺は朝飯前だし、嘘も息を吐くように吐く。
これが「スパイ」であり、普通の女の子が憧れる職業でもなければ、好きでもない男と寝なきゃいけないし、普段は目立たないように地味に暮らさなきゃならないしでかなり辛い仕事なのだ。
そういったところを描いてこそ、「スパイ」アニメじゃあないのでしょうか。
ちょっと「プリンセス・プリンシパル」以上に甘すぎます。