ももも さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
お気に入りの音楽のように繰り返し楽しめる娯楽作品
20xx年。
ワープゲートの事故で地球は隕石が降り注ぐ星となり、人類は火星や金星など近隣の惑星を改良して移住している世界。
事故による混乱が続いたことで治安は悪化し、「カウボーイ」と呼ばれる宇宙を股にかけた賞金稼ぎが生業として成立している。
本作は宇宙を絡めた近未来の日常を舞台に繰り広げられる、小洒落たギャグもシリアスもありの、ハードボイルドアクションです。
リアルタイムで規制版を見て、WOWOWは見られずそのあとでDVDを買いました。当時は高かった…。
その頃この作品を端的に表す時に言われていたのが「宇宙ルパン」。
ルパンと違って緩やかに繋がるメインストーリーはあるのですが、基本的には各話完結型のお話になります。
名作といわれることが多い本作ですが、監督が「かっこよさ、スタイリッシュさだけを追求して作った(確かBSアニメ夜話で岡田斗司夫?だったかが伝聞として言ってた)」と言っていたと言われるくらいで、「中身がない」という批判も聞きます。また「格好付けすぎ」というのも、その通りなのでしょう。
ハマる人はハマるけど、合わない人にはなんだこれ?となってしまう作品かもしれません。
個人的には大好きな作品なのですが、この作品を見た後に残る感想は「面白かった」だけであるのは間違いないとは思います。
でもそれだけに特化した素晴らしさというか、突き詰めた良さがあるんです。
ネットで誰かが「かっこいいシーンを見るためにまた見るってアニメってか音楽みたいだよね」と言ってて、すごく腑に落ちた記憶があります。ほめ言葉かは微妙なところですがw
タイトルに書いたように、「あの話をもう一回見たい」と思えるような見方ができる作品です。
個人的に当時オタクとしてアニメを見始めたばかりで、ドハマリした思い出の作品です。
個人的ベストは24話。