つぼ さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
アニメのちから(追記(蛇足)しましたw)
フロント・メモリーから知りました、残念ながら映画は遅れて知った為に未視聴、ならばと原作を観たのですが2巻で断念(物語が読み辛かった)、しばしの間隔をおいてアニメで視聴完了しました、
やはり、アニメのちからは凄いですね、原作は無理な私でもスッと無事に視聴完了出来ました、
それでは感想に入ります、
主人公あきらの可愛らしさが際立つ感じで、案外私にとっては「ほのぼのアニメ」として楽しめました、絵がきれい、音楽も良い、制作・演者がしっかり仕事している(福原さんはご愛嬌)、昨今のわちゃわちゃしたアニメではなく、ほのぼのでしっとりしたアニメでした、そして肝心の内容なのですが、、、
やっぱり17才女子高生と45歳のバツイチおっさんの恋愛は消化仕切れるようなモノじゃない、と当たり前の結論に落ち着きます、
恐らく、編集と原作者の間で「可愛いい女子高生とうだつの上がらない中年おっさんの恋愛って面白いかも??」と他愛なく作品が始まったように感じました、掲載雑誌では直ぐに人気が出たみたいですね、編集の勝利かも知れません(映画やアニメになったんですから大勝利ですね)
ですが本編で原作者自身がこの作品の問題点を自分自身につきつけています、
「未来も希望ある17歳と未来も希望もない45歳中年は理由もなく付き合えない」と、
そして、答えをあきらに託します、「恋することに理由なんか必要ありますか?」と、
う~ん、
まぁ、原作者自身も納得できず、って事でしょう、
夢を挫折した二人、離婚等大きな人生の変節を負った二人、、、互いに互いの脛を庇う恋もある、慰め合う恋もある、、、だがそれらの恋は中年クラスの大人の恋の一種で、17歳女子高生がすべき恋ではない、
結局、本編は当たり前の大方の予測通りの結末に帰結します、
でも、あれしかありませんよね、
この作品は3話や5話、のような短編として美味しいところと思わせ振りな感じで、ギュッと凝縮し読み手の想像を膨らますような展開にしていれば、また演出の仕方では名作になったのではないか?とも思いました、
今は映画版のレンタルや販売が開始されるが楽しみです。
※以下、追記です、
映画版観ました!面白かったです!実は↑レビュー後原作漫画も読み切り、アニメと原作漫画の両方のラストを経験していましたが、それでもとても楽しく視聴できました、はっきり言って先の2つを越えています(物語自体映画向きだったのかも知れません)、
朝陽を受けてのあきらのラストシーンは、完全理解している中年の私でもその美しさにホロリとこぼれました、まさにその美しさにです、
未視聴の方は必見です、オススメです!!
(アニメレビューではありませんから、これぞ蛇足ですね、まぁ、それほどの出来だった事です)