天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
偽SFスーパー英雄(?)列伝97
1932年の作品でサイレントなのに、時々しか画面に字幕が入りません。
そのため、字幕シーンが無いのに口が動いてる部分で、何を言ってるのかひじょ~に気になります。
まあ、口が動いてるのにセリフが合わないなんて、昔のアニメだと結構あったんでいいか(おいっ)
内容は猿(が、さる~が、さ~る~が♪ by猿の軍団)の近所に住む豚の豚平が怠け者で、猿の猿吉が目を離した隙に、置いていた収穫物を盗む、留守番をしていた猿吉の子に暴力を働き、倉庫からまた盗むに至って、ついに(俺~の怒りは爆発すんぜ~ん~♪(byスピルバン)じゃなくて怒りが爆発(byダイナマン)し、豚平をついに叩きのめします。
この豚吉なんですが、観てるとほんと~に憎たらしいんですよね。
で、叩きのめされて、やった~(ヤッター、ヤッターマン)となるんですが・・・悪役らしく百獣の王ライオン(エル、アイ、オー、エヌ!ライオーン!!)に事実をねじ曲げて訴え、みんなで攻めかかります。
ここからは飛行機が爆弾を落としたり、家が戦車に変身したり砲撃を加えたり戦争となります。
その時(歴史は動いた 違)見るに見かねたモグラが猿吉に加勢、ライオン軍は爆弾で木っ端微塵となるストーリーです。
どうやら、満州事変から中国全土へ戦火が広がっていく時勢に影響された内容みたいですが、当時の雰囲気だと、欧米から理不尽な圧迫を受けている雰囲気だったんでしょうかね。
良い悪いは別として、時代を感じさせられる作品と言えるかも知れません。