Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
漆黒の太陽が昇りゆく世界で絆を…輝きを取り戻せるのか…⁈
この作品の原作ゲームは未プレイです。
タイトルに「5」が付いていますが、アニメ版5期ではありません。
ペルソナシリーズのアニメ作品を時系列に並べたのが以下です。
<テレビアニメ>
ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜(2008年)
Persona4 the ANIMATION(2011年)
Persona4 the Golden ANIMATION(2014年)
PERSONA5 the Animation -THE DAY BREAKERS-(2016年)
PERSONA5 the Animation(2018年)
<劇場アニメ:PERSONA3 THE MOVIE>
PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth(2013年)
PERSONA3 THE MOVIE #2 Midsummer Knight's Dream(2014年)
PERSONA3 THE MOVIE #3 Falling Down(2015年)
PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth(2016年)
そして同シリーズながらストーリーや登場人物が異なるので、どのシリーズの作品から視聴しても問題無いのが特徴でもあると思います。
但し、ペルソナ4については時系列で視聴することをお勧めします。
私もトリニティ・ソウルと劇場版は未だ未視聴なので、今後視聴するのが楽しみです。
このペルソナ5は、今回放送された本編と2016年に放送された-THE DAY BREAKERS-の2本立てになっており、-THE DAY BREAKERS-は本編の中盤頃の状況を抜き取った形で制作されています。
従って、本編を視聴した後に視聴すると懐かしさが感じられると思います。
リアルタイムで-THE DAY BREAKERS-を視聴された方には、約2年前にこの作品の作風をする事になった訳です。
そして本編の方でですが、今回の現役高校生による怪盗団が主要登場人物となります。
怪盗団といっても悪事に手を染める訳ではありません。
悪事を働き、人々の生活を困らせている人物の心の中に入り込み、改心させるという所謂義賊なんです。
世の中には自分の保身しか考えないい人、自分の欲望のままに生きようとする人が存在します。
ライフスタイルは様々なので、人様に迷惑をかけなければそういう生き方も有りでしょう…
でも自分勝手に生きている人って、大概人様に迷惑をかけているんですよね。
中には人生をメチャクチャにされた人、或いは大切な人を失った人など、迷惑の形は様々ですが、どれも許されないことです。
そういう弱者の心の叫びに応えるのが、彼ら「心の怪盗団」なんです。
怪盗団というからには複数の仲間と手を組む必要がありますが、この作品では様々な物語の展開を通じた仲間探しも同時並行的に行っていくんです。
事件解決…と思いきや、対象の人も能力に目覚めて仲間になる的な…
ゲームで各ステージのボスを攻略すると、お宝が貰えますよね。
あの感覚が近いかも…と言ったらこの作品を好きな方から怒られそうですけどね…^^;
でもある程度仲間が充実した方が見ている側としても面白いです。
物語の展開、攻略の仕方を含めて幅が広がりますから…
それと、もう一つ面白いのがこの作品における時間の在り方です。
何故なら現在と過去を行き来しながら物語が進んでいくんです。
最近流行りのタイムリープではありません。
実は暫く視聴を続けても現在と過去を行き来する理由が良く分かりませんでした。
時間軸がずれると頭の中が一度リセットされた感じがするんですよね。
だから時間軸を入れ替える必要性が良く分からなかったんですけど…
勿論今も分かっている訳ではありませんが、最終話まで視聴して思ったのは、この時間軸の変動には必然性のある可能性が十分にあるということです。
恐らく、何度も立ち止まった時間軸は物語の終着点では無い様な気がするんです。
これから決戦を迎える上で、どうしても通過しなければいけないポイントの様な気がしてなりません。
だから様々な道程を経て、最終的には現在の時間軸に辿り着いて物語が現在進行系で動いていく…
ベルベットルームの管理者であるイゴールと、カロリーヌとジュスティーヌ…
彼らが示唆するのはそういう未来なのではないでしょうか?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
2クール全26話の物語でした。
エンディングで話数とサブタイトルの入れ替わりが描かれているのですが、私はてっきり26話以上続くのかと思っていました。
何故なら26話以降の数字も連なっていたので…
そして物語は未だ完結を迎えていません。
今年の年末に特番アニメーション「Dark Sun...」の放送が予定されています。
これからの道のりも長そうですが、特番1本で纏まるかが少し不安です。
この作品の持つ独特の雰囲気を持続した続きを楽しみにしています。