「色づく世界の明日から(TVアニメ動画)」

総合得点
87.4
感想・評価
1141
棚に入れた
4884
ランキング
156
★★★★☆ 3.9 (1141)
物語
3.7
作画
4.2
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.7

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ネタバレ

cabinmild さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:今観てる

9話まで視聴。魔法は必要だったのか

9話まで視聴。

<1話>
{netabare}
悪い意味ではなく、色々な作品に影響を受けて作られたのかなという第一印象です。
時をかける少女、耳をすませば、千と千尋の神隠し、等の作品を連想しました。
上記の作品と違うのは、主人公の少女が内向的であるということでしょうか。ただし、展開によっては上記いずれかの作品に一気に寄ってしまうことも危惧される滑り出しで、期待半分不安半分といったところです。本作の独自性をいかに出せるかが見どころではないでしょうか。

絵はキレイで、さすがP.A.WORKSといった感じです。同社の作品を観るたびに思いますが、田舎独特のほどよいのどかな空気感を出すのが本当に上手いですね。やはり富山にスタジオを構えてる故なのでしょうか。

個人的には、主人公が覗きこむと、瞬間絵が色づいて見えるシーンが好きでした。写真家の方に聞いたことがあるのですが、本当に美しいモノクロプリントは色があるかと見紛うという話を思い出しました。

魔法がある世界ということもあり、日常ものではなく何か事件が起こるのだろうなと予感させますが、それも2話以降に期待です。
{/netabare}

<2話>
セオリー通りといえばセオリー通りですが、特に大きな展開はなく、1話で登場したキャラクターの掘り下げの回といったところ。 {netabare} 瞳美が初めて魔法を使いますが、何か魔法にコンプレックスがある様子。それが色が見えないこととも関わりがあるであろうことも示唆されます。 {/netabare} これで世界観の設定と主要キャラクターも登場しきったと思われますので、次回は何か新しい展開が起こるでしょう。
あと、ふと思ったんですが、大人たちのキャスティングがちょっと面白いかも。
大原さやか(xxxHOLiC/壱原侑子、Fate Zero/アイリスフィール)、潘 恵子(セーラームーン/ルナ)、森川智之(ブラッククローバー/ユリウス・ノヴァクロノ)、島本須美(オズの魔法使い/ドロシー)、本田貴子(空の境界/蒼崎橙子)
全員メイン級のキャラクターで魔法使いを演じられたことがあります。潘恵子さんに至ってはご本人が西洋占星術師です。偶然かもしれませんが、もしかしたらとついスタッフの遊び心を想像してしまいました。

<3~7話>
回が進むにつれ「ムムム…」と、停滞感が立ち込めてきました。
{netabare} 琥珀が帰ってきたところから一気に物語が動き出すのかな、と思いきやそんなこともなく。作画と美術のレベルに対してストーリーが負けている作品を「雰囲気アニメ」と呼ぶという認識ですが、ちょうどそんな感じに。せっかくの「色が見えない」という設定も、ボーイミーツガールのための道具に過ぎなかったのでは?という印象も強くなってきました。 {/netabare}
なんとか残りの回で予想を裏切って巻き返してほしいなぁ…

<8・9話>
魔法という設定は必要だったのだろうか…
{netabare} 物語はガッツリと恋愛に主軸を移していき、魔法使いや色が見えない設定もどこへやら。これなら瞳美は短期留学生かなんかでよかったんじゃないかと思えてきました。青春と恋の甘酸っぱさみたいなものはよく描けていますが、既視感が… あ、そうだ、この感覚は「耳をすませば」だ。危惧はしていましたが、だいぶ寄ってきてしまいました。魔法関係の設定はオシャレ作画&演出のための道具に過ぎず… 正直かなりガッカリ感は増してきました。こうして見ると、「君の名は」はよく出来ていたのだなと思います。まあ、ここまで見たので、いちおう最後まで目を通してみようとは思います。 {/netabare}

投稿 : 2018/12/01
閲覧 : 257
サンキュー:

15

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