Maskwell さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
アニメ史におそらく残るであろう作画
アニメとして本当によく出来た作品。
特に作画面では最高峰だった。
カメラワークやキャラの動き、表情は素人目に見ても
ほかの作品と一線を画す。
筋肉のこまかい動きや、こっちまで息を飲むような迫力は
この作品にしかないものだと思う。
語弊のある言い方だが、
この作品でこんなに驚かされるとは思ってなかった。
主人公とライバルの構図もアニメというフィールドを完全に活かして描いていた。
視聴開始10秒でこの作品のすごさがわかる。
それぐらい圧倒的な作画。
最後までやり切ったスタッフに素直な賞賛を送りたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下ネタバレあり
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いや、とは言っても
脳筋育児放棄ババアの存在でストーリーとしてはかなりイライラしながら見ていた。
主人公が敵キャラ感丸出しのサイコパスみたいになってる原因が
完全に母親。
最後の方で、新たな一歩を〜みたいなこと言ってるけど
影から見守っているわけでもなく娘のことを本当に理解もせずに海外にずっといて、向こうで別の子供の母親に自分から名乗り出てとか
もうコイツ頭おかしいんじゃねぇの?ってレベル。
そこも含めてバドミントンに取り憑かれている。っていうならそこまでだけど、なんか若干いい人っぽく描かれているだけに余計に腹がたった。
ある意味子供の情操教育の大切さを教えてくれた作品。
荒川に関しては初めの方は、ただのヒステリーなかませキャラかと思ったら
ここまで主人公キャラとは思わなかった。
この、主人公とラスボスがまるで逆転している構図は普通に面白いし
2人の背景がきっちりと生きていてよかった。
あそこに出てきている全員が、何故スポーツをするのか?という疑問に必死に向き合いながらも
自分なりの答えを見つけていく姿はとてもよかった。
なによりそれをアニメとして表情できているこの作品に感動した。