Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
はこんで、なおして、たたかって…。あなたの身体の中の世界。
この作品の原作は未読です。
「人間の身体の中には、約37兆2千億個もの細胞たちが、毎日毎日24時間365日元気に働いています。ここは人間の中…」
すっかりお馴染みとなった能登さんのナレーションを皮切りに始まるこの作品…
2018年10月6日の段階で、2018年夏アニメの第3位にランクインしていますが、この人気も納得できる作品です。
人間の身体の仕組みが分かるから…
生きているだけで聖地巡礼できるから…
この作品の長所を挙げればもっと抽出できると思います。
でも私個人的に長所をもう一つ挙げるなら、起用された声優さんの迫真の演技に一票です。
赤血球AE3803を演じた香菜ちゃん…
この作品がこれほどまでに人気の出た理由の一つは絶対に香菜ちゃんの演技だと思います。
方向音痴でよく迷子になる新米のドジっ子運送屋ですが、性格は純粋で一生懸命…
加えてトラブル現場に居合わせることの多い不幸体質…
演技力の必要な難しいキャラだと思いますが、香菜ちゃんの演技でどれだけ赤血球が眩しく見えたことか…
それにただのドジっ子キャラではありません。
回を重ねた終盤になると、教育係を任される先輩赤血球になるんですから…
そして登場するキャラのもう1本の柱といえば、やはり前野さん演じる好中球でしょう…
冷静かつ仕事に真面目で、面倒見も良い性格である上、人一倍正義に熱いんです。
もう言う事ありませんよね。
この赤血球と好中球と肩を並べるほどの人気が高かったのは、長縄さん演じる血小板ちゃんでしょう…
あの血小板ちゃんのトレードマークの帽子…好中球やキラーT細胞のと合わせて早速秋葉原で売っているのを見ました。
しかも血小板ちゃんのコスプレ姿をTwitterでたくさん拝見しましたし…
仕事柄、一番危険な場所に一番最初に行かなきゃいけない細胞なんですよね。
赤血球は出血した時に見る事ができますが、白血球をはじめ、その他の細胞が頑張っている姿を私たちは見ることができませんが、唯一頑張った証が見られるのは血小板ではないでしょうか。
擦り傷の後に数えきれない位のかさぶたを見てきたので…
細胞の中でも特に働き者であるマクロファージを忘れてはいけません。
これまで学生時代に習った微かな記憶しかなく覚えていた内容も曖昧でしたが、この作品のマクロファージを見て二度と忘れられない存在になったと思います。
他の細胞が怠けている訳ではありません。
ですが、マクロファージの凄いのはその業容の広さだと思います。
詳しく知りたい方は是非本編の視聴をお勧めします。
他にも私たちの体内で頑張ってくれている細胞がたくさんいます。
そんなアニメだからでしょうか…
ネットには様々な好評や称賛の記事がUPされていました。
まぁ、深夜アニメとは言え、普通に子供に見せても何の問題も無い…というより、寧ろ見せた方が良いのかも。
オープニングテーマは、赤血球、白血球、キラーT細胞、マクロファージの「ミッション! 健・康・第・イチ」
エンディングテーマは、ClariSさんの「CheerS」
明るくてノリの良いオープニングも好きですが、どちらかと言うとエンディングの方が好みでした。
流石ClariS…
1クール全13話の物語でした。
幅広い年齢層の方に楽しんで貰える作品だと思います。
完走後にwikiをチラ見して知ったのですが、この作品は様々なスピンオフが作られているのも特徴です。
「はたらく細菌」「はたらかない細胞」「はたらけ!アニメ化見学」「はたらく細胞BLACK」
タイトルを見ただけで面白そうに思える作品ばかり…
このシリーズの今後の動きが楽しみです。