plm さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
女性向けなノリがちょっとキツい
人体、細胞の擬人化ということで興味の湧いた作品
■細胞の擬人化
着眼点としては秀逸で、教育番組的な要素も備えてそうだった
しかし内容としてはかなりワンパターン
人体に損傷が起きる→細菌がやってくる→細菌を殺せー!→めでたしめでたし
だいたいこれだけである
ついでにけっこうグロい
では何が面白いんだろうかと考えるとキャラクターになる
・失敗をよくするドジっこだけどやたら前向きな女の子、赤血球
・ピンチのときに駆けつけ気にかけてくれるお兄さん的な、白血球
うーん少女漫画のテンプレ的な感じである
さらに見続けていくと
・最初はなよなよしてたショタが頼もしく成長!ナイーブT細胞
・乱暴な男キラーTと、がさつな女NK細胞のいがみ合う関係
・インテリ系の仕事マンだが青臭かった過去もあるヘルパーT細胞、馴れ初め
・優男風だが意外と腹黒な樹状細胞
・元気な男子系B細胞
・幼女、血小板
あっるぇ……なんかなんか……
属性バリエーション豊富な男の子多くない?
乙女ゲーやらカップリング萌えの空気が色濃くなっていった
そして気づく、関係性萌えとか無生物の擬人化萌えみたいなのって
女性ウケする要素バリバリの作品やないか!と
そう腑に落ちると、ごちうさ並の萌えアニメを見ている気になってきた
■女性向け作品
といいつつ女性向けや少女漫画原作とかで好きな作品はけっこうある
赤髪の白雪姫なんかも見てたし
私がモテてどうすんだ、ヲタクに恋は難しいあたりもけっこう楽しんでいた
だからこそというべきか、はたらく細胞からその手のノリを感じ取ってしまう
しかもそのノリが特に新鮮ではないために女性ウケ狙いテンプレ感が鼻につく
少女漫画系でもストーリーやネタが面白い作品はやっぱり面白いのだけど
本作からキャラの属性要素を除くと展開的にはテンプレが残ってつまらない
登場する擬人化細胞からカップリング妄想する技術がないと楽しめないのかなあと
なんだか拒否反応がでた作品となってしまいました