アルジャーノン さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
きちんとした知見の上に成り立った擬人化
はたらく細胞は、主に体内を循環している血球たちをメインに擬人化したアニメでした。(体内に侵入する菌やウイルスも擬人化じゃないけどモンスター化しています)
私も生化学は大学でさらっと履修しているので基礎知識はあるほうなのですが、昨今の萌え擬人化と違い、きちんとした知見を元にうまく擬人化してあるところが高評価でした。
主に1話完結でテーマごとに色々な血球や器官の仕組みが学べます。キャラの個性がとにかく爆発していて毎週楽しみでした。
観ていてすごい細かいところもうまく再現してあるし、決して薄い知識ではないことがわかります。とても勉強になるし、自分の身体をもっと大事にしてあげたくなります。
キャラデザは血球を擬人化してるのでかなり元とは違うんですけどそれがよいです。赤血球の帽子は赤血球の形状に似せていたり、血小板がほかの血球に比べて小さいところなどは寄せているところもあり、こだわりが感じられます。主人公の赤血球と白血球だけでも名前(ナンバリングでもいいので)があるといいのになあ。血小板ちゃんがとてもかわいらしくて最高でした。
最終回まで見ごたえありの、最高なアニメでした。
{netabare} 最終回は2話使って出血性ショックの回でした。瀕死の絶望からのハッピーエンドはよかった。いつもの軽い雰囲気にコロっとかわるところが好きでした。輸血をこんな風に表現するとは。献血者は東北の人なのかな?{/netabare}
一つだけ、菌やウイルスを退治するのに暴力的な表現なのがちょっと残念かな。血がブシャーと出るので子供には見せれないかも。それがなければ内容としては子供にも見せたいアニメです。大人が見る分には気にならない表現です。
OP:おもしろかわいかったです。このアニメのためのオリジナルな曲でした。1回だけ、別バージョンが流れましたが、かなり雰囲気が違うのでOPのアニメーションも代えてくれたらよかったな・・・。
ED:かわいい曲で好きでした。いい締めくくりをしてくれる曲です。