タック二階堂 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
グラウンドには銭が落ちとるんや。
とは、元南海ホークスの名将・鶴岡一人の名言。
すべてを銭勘定してしまうヤクルトの中継ぎ投手である
凡田夏之介の口を借りて、いまのプロ野球界を
わかりやすく教える、ちょっとメタっぽい
作品です。
夏之介の声は、あの落合博満のご子息である
落合福嗣くん。いやあ、東スポで{netabare}「落合家チンポ
丸出し」{/netabare}と一面を飾った、ちゃぶ台に乗って
{netabare}放尿{/netabare}をしていた子が、立派になったなあと
涙を流しています。
プロ野球好きなら、絶対に楽しめる「なんJ」民
御用達アニメですかね。
======最終話視聴後、感想です。
すごく面白かったです。
最初の印象どおり、熱いスポ根モノではまったくなく、
職業アスリートとしての生活を、プロ野球界の内側から
非常にフラットな視点で淡々と描いています。
リアリティがあるため、観ていて引き込まれる
内容ばかり。特に高年俸のベテランの引き際とか
(某●人の阿●に通じる)、外国人枠の話とか、
あるだろうなーみたいな思いで観てました。
ただ、徐々にネタが無理やりかなーって感じが
してきましたかね。豪快にキャバクラで遊ぶ
無頼漢の選手とか、実は大したことがない番長とか。
まあ、番長は「ハマの番長」をイメージしている
のかなという気もしましたけど、あまりプロ野球界の
裏事情を描いているという感じはなくなりました。
とは言え、これはプロ野球に興味のない人にこそ
観ていただきたい。単にボール遊びで金をもらってる
人たちではないんだよと。こんなこと考えて、こんな
感じの生活なんですよという人間味を感じることが
できると思います。
ぜひ続きを観たい作品です。