josui さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
石川県のような最終話
この作品は今までのスポーツモノの逆をやっているアニメで、
過去を引きずってバドミントンを楽しめないでいる主人公と
過去を克服してバドミントンを楽しもうとする部長、
終盤では、そういう構造を分かりやすく描いていますね。
終盤までは主に、才能がなくてもバドミントンを楽しもうとする脇役たちの
話や主人公の過去話などがメインだった気がします。
原作改変を行った作品は必要以上に低評価されてしまいますが、
この作品もそうなっていますね。反王道なのも後押ししているでしょうか。
ただまぁ、惜しむらくは最終話。
綺麗に終わらせようとしてしまうという
アニメ化にありがちなミスをしてしまったのがね、もったいないね。
なぎさに感化されて簡単に光堕ちって何ですかそれは。
この展開なら、主人公を簡単に改心させちゃだめでしょう。
むしろ敗北したことで勝利により執着するくらいじゃなきゃね。
2期をつくるなら、今回のENDはifにして欲しい。
次にやっぱり主人公のキャラクターですか。
まぁ、最終話はおいておくとしてですね、
今のままだと主人公の行動がギャグに見えてしまって、
笑えるだけなんですよね。それはそれで面白いんですけど。
一つ一つの言動が軽いんですよね。
ちょろちょろさせるより、グサリと背中から不意に刺傷させるような
言動をさせた方が良かったと思いますね。
それと作画は凄い止まりですね。
もちろん悪いわけじゃないですけど、
何度も見返したくなるようなシーンはなかったかな。