四畳半愛好家 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
『だがしかし』は「枝垂ほたる」を中心に回っている!
美味し懐かし駄菓子(ラブ?)コメディー作品の第2期!
2期は30分アニメから15分アニメへと変更。
1期でテンポの悪さを感じていた自分には、大分見やすくなったように感じました。
ただし、1期の強みであった懐かしさだったり、駄菓子雑学といった「駄菓子成分」については、物足りない印象がありました。
その分、ストーリーに力が入れられ、登場人物達の心情がより中心的に描かれていたように思います。
1期は、駄菓子に興味がない人には難しい「くせの強い作品」でしたが、2期は大分マイルドとなり、より大衆向けになったと思われます。
以上、一長一短のある変化が感じられた2期でしたが、個人的には1期の方が好みでした。
単純な楽しさでは、2期の方に軍配が上がるかもしれません。
しかし、『だがしかし』らしさが物足りなくて、普通のラブコメ作品を観ているような感覚が2期にはありました。
せっかく強烈な個性を持っていたんだから…その個性を大事にしてほしかったなぁ…なんて「視聴者様」のわがままを…。
ただ、1期のままではネタも尽きますし、広く長く愛されるための方針変更だろうと思います。
決して悪い2期ではありませんでした。
また、2期で駄菓子ネタが少なかった最大の要因は、駄菓子バカなヒロイン「枝垂ほたる」の退場にあるでしょう。
嬉々として駄菓子について語りまくる変態ヒロインが不在だと、作品自体の雰囲気が大分異なってきます。
やっぱり彼女こそ「だかしかし」を支えている、最も大切なキャラクターなんだと、いなくなって初めて彼女の存在の大きさに気づかされました。
(サヤ師が一番かわいいと思いますけどね!)
新キャラ達も割と好みではあったんですが、それでも彼女の強烈な個性には、束になっても勝てそうもありません。
それ故、再会早々彼女が駄菓子について熱く語りだしたとき、不思議と落ち着くような感覚がありました。
これこそが『だがしかし』なんだと!
良くも悪くも、『だがしかし』は枝垂ほたるを中心に回っているのだと!!
新キャラ達とほたるさんが、どんな絡みを見せてくれるのか。
サヤ師だっていつまでも自分の気持ちを大事にしまっておくわけにもいかないでしょう。
3期が来れば、そのあたりを中心に視聴できたらと思います!!
(因みに、私事ですが、藤原啓治さんの復帰を一番に感じられた作品でもありました。放送当時めちゃくちゃ嬉しかった覚えが…。本当に良かったです。)