やまげん さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
良い作品
すごく良かった。
南極に行くことを決意し、方法を模索して、船に乗り、南極で観測生活をして帰国するまでに起こる旅の経過に、いろんな友情ストーリー、熱血ストーリー、成長ストーリーを自然に絡めて物語を展開させていく構成・展開がすごく上手。
キャラ同士の会話の内容や会話のテンポも良く、キャラがすごく生き生きとしているように感じた。
報瀬が母の死ときちんと向き合い、髪を切ることになった12話は、内容も演出もよかった。登場人物の心情問題を考える高校の現代文の題材としてもいいのではないだろうか。
作画は、たぶんキャラの表情を重視していると思われ、作風にも合っていてよかった。が、このシーンの作画が良かったというシーンもなかったといえばなかった。
文句があるわけではないが、南極に着いてからの話は思ったよりも少なかったことと、南極についてからは報瀬、日向、結月が話の主役になることが多くキマリの存在感が弱くなったのがちょっと予想外。キマリの話は5話まででこれでもかというくらいやったからいいけどね。