ポトフの味噌煮 さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
うわあ、こういう終わり方かよ…
原作未読。
まずは褒めから。
オープニング、エンディングが良い。
特にエンディング。
曲がもう最高でして。
(これ以上語ると本題から逸れるので、ここまでにしときます)。
主役二人の声優陣も盤石。
話も、完璧ではないけど良かったですよ。
「箱庭」と「ゴミだめ」という、二つの部屋を使ったミスリードもなかなか面白かったです。
太陽君がサイコパスに振り切ってしまってちょっとやり過ぎだったり、しおちゃんが時々8才とは思えないセリフをしゃべって「あれえ」…ということはありましたけど、全体的に楽しめました。
次が楽しみでしたもん。
最終話までは。
ラスト。
実写映画「完全なる飼育」、「クリーピー 偽りの隣人」。
近作のアニメなら「くまみこ」。
上記作品たちとタメを張る、気分の悪いエンディングです。
何が気持ち悪いか。
それは、「第三者から見ると洗脳としか思えない状況なのに、当の本人は『自分で選んだ』と思っていること」です。
8才の少女が「愛のために死ぬ」という結論に至るってのも、変とか不可解を通り越して気持ち悪いです。
まあ、健全なるアニメファンの心に爪痕を残した、という意味では「してやったり」かもしれませんが、僕は断固拒否です。
追:あくまでアニメ本作についての感想です。原作はまだ継続中のようなので、原作も読んでみたいと思います。
追2:原作未完の作品をアニメ化する手法。作品によっては全然アリですが、本作のように結末が重要な作品は慎重に扱うべきと思うのですが。