あぱぱ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
1と0の世界
視聴回数 全話2回
本作品は前作の物語後半から分岐された物語です。
まずは前作と改変版23話-境界面上のミッシングリンクを視聴されるのを
オススメします。
この物語の感想を率直に言いますと「成功か失敗かは行動してみないと
分からない」ということを感じました。
物語の盛り上がりが前作に比べて欠けているのではないかな?と
感じる方も多いと思います。
なぜかというと
{netabare}岡部が背負うラボメンたちの「不幸な物語」が、本作では
希薄に描写されていると感じられます。
どちらかというと本作で感じるポイントとすれば
「ラボメンたちの結束」で気持ちが揺さぶられるように
描かれているように感じられます。(特に後半)
ルカの成長ぶりが男前になっていたので好印象でした。
印象が良くない点は、アメリカやロシアといった組織構図が
整理されないまま物語が進んでいきますので、漠然と視聴していると
黒幕がハッキリと見えてきません。{/netabare}
結局のところ前作や過去作と比較されてしまうのがレビューだと
思いますが、前作を含めてシュタインズ・ゲートという一連の物語を
大きく見た場合、納得のできる物語だと私は感じています。
前作及びサブストーリーに興味を持たれた方には、長編物語の
一遍として視聴されるには楽しめる作品だと思います。
(余談)
タイトルの「ゼロ」ってなんだったのだろうか?と色々と
想像してみました。
プログラム用語になりますが「1と0」というアクションは
1がオンで0がオフと解釈されます。
結局、本作品は0=オフになった岡部の物語と勝手に私は解釈しています。
視聴された方はどう感じられたか興味深いです。