宇宙開発長門有希 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
天体のメソッドと比較
天体のメソッドの評価を載せた時、他の人の評価に「あの花」の名前が良く上がっていて評価もかなり高かった。中には「あの花」の真似だと主張する人もいた。それで「あの花」を視聴することにした。結論を言えば、天体のメソッドと同様に大泣きし感動したのである。
育った場所は全く違うのに、日本人はどうしてこうも似たような経験するのだろう、こういう共通体験の積み重ねが日本人の共通概念となり愛国心が育っていくのだろうと思った。多くの人が指摘してる通り、両作に共通することは沢山あった、両アニメが一番訴えたい趣旨は「仲間との絆を大切にする」ことである。
天体のメソッドの主な登場人物達は10代の前半であり、あの花は10代の後半だ。この差は結構デカい。あの花は恋愛感情のもつれが生々しく表現され、また登場人物の個性が上手く描かれていた。天体のメソッドは、各個人の個性は掴みづらい、それが多くの人の評価の低さに繋がっている。
ただ、私としては生々しい恋愛感情のもつれがなく、各々の個性が薄い天体のメソッドの方がより私の幼少期の記憶と絆の大切さにフォーカス出来た。物語としては色々ある「あの花」の方が面白かったです。東北大震災があったのは2011年の3月11日、あの花は2011年4月から6月の放送。天体のメソッドは2014年の10月から12月の放送。この時期に絆の大切さを説いたアニメが放送されたのは、東北大震災と関係があるのは確かだ。
この2つのアニメはこれからも視聴を繰り返すことだろう。