Mamo さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
名作アニメのお約束である、続編は蛇足.....じゃない!?
名作アニメのお約束で、『2作目(続編)は蛇足に終わる、滑る』というものがありますよね。放送前は、勿論楽しみにしていましたが、その反面、「蛇足になるかなー」という気持ちも無きにしも非ずでした。
率直な感想を言いますと、
今作「STEINS;GATE 0」は、前作「STEINS;GATE」より劣っています。
ですが、間違いなく『蛇足』なんかじゃありません!!!!
寧ろ、今作のお陰で「STEINS;GATE」という作品が(只でさえ深いのに)もっと奥深い物語であったということを思い知らされました。
どう言うことマジで?何であんな面白く出来るん?
最高としか言いようがありません。
さて、
順番に評価していきましょうか。
[ストーリー構成]
この物語は、原作「STEINS;GATE」のバットエンドルート。岡部倫太郎が、シュタインズ・ゲート世界線を目指すことを諦めてしまったその後の話。そして、{netabare} 岡部倫太郎が再び、シュタインズ・ゲート世界線を目指し、辿り着くまでの物語+α {/netabare}となっています。
やはり前作があまりにも神作過ぎたので、比較すると衰えていますが、安定の謎散りばめからのワクワク急展開からの伏線回収。と、安定の超絶面白さは変わらずでした。ほんとびっくり。
原作勢曰く、オリジナルシーンも色々あったみたいですね。流石花田十輝さんです。「ノーゲーム・ノーライフ」や「響け!ユーフォニアム」、「中二病でも恋がしたい!」など、様々な作品でオリジナル要素が成功している脚本家なだけありますね。ラストの{netabare} 紀元前に放り出されたまゆりと鈴羽を、岡部が救い出すシーンは鳥肌ものでした。カッケーーーー!!!{/netabare}
[キャラクター]
前作と比べて、登場した新キャラがあまり活躍しないなどがちらほらありましたかね。でもやっぱり、個性的で魅力的なキャラクター陣だこと。
{netabare} 岡部倫太郎が厨二病を封印して、軽い鬱状態になっていたのにはびっくりしまたしたね。でも終盤に復活してくれて本当に良かったです。あれが鳳凰院凶真ですよ。もうあの痛さと言い、最高ですね。痛い厨二病を見て感動する作品なんて後にも先にもシュタゲだけでしょ?ほんと凄い。{/netabare}
[声優]
岡部役の宮野真守さん、まゆり役の花澤香菜さんは、相変わらず悶絶不可避の名演技でした。もうあの二人の声に何回泣かされたか.....声優さんたちに敬礼。(`・ω・´)ゞ
[音楽]
サプライズ精神抜群!EDや名シーンに鳥肌必須の挿入歌。原作やってなくても分かる。あれはヤバイ。スタッフさんの愛が感じられます。
やっぱり最高でしたねーシュタゲ。
個人的に「STEINS;GATE」は、今まで見てきた作品の中で一番ストーリー構成や脚本が良かったと思っています。
今作もそれを裏切りませんでした。
前作「STEINS;GATE」を見た人は絶対見てくださいね!またあの高揚感とカタルシスを味わえることでしょう!
それがシュタインズ・ゲートの選択です!!!
____これは、神からの最後通告に抗った者達による、執念のエピグラフ。