ねごしエイタ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
私はおっこ、春の屋の若おかみです。
私は内容的に、これ好きです。声優さんは、極端に上手い人とそこそこの人が、入り混じっていたかの印象もあったです。
温泉旅行の帰り、突然の交通事故で、両親を失い奇跡的?に助かる関 織子(おっこ)から始まるです。{netabare}この出来事は、このアニメの中ほどや、終盤の展開に大きく絡むことになるのです。{/netabare}温泉旅館「春の屋」を営むおばあちゃんに引き取られ、ユーレイのウリ坊と出会う?です。ウリ坊の願いやおばあちゃん、従業員さんの思いを受けて、若おかみを修行することになった、おっこの成長と感動の物語だったです。
虫やヤモリなどを怖がるおっこが、この先やっていけるのか?と始めは思ったです。自分には無理だと思う反面、教えてもらうとしても、旅館の仕事も子供ということもあってか?理解できないように見受けられた感じだったです。
お客様達の出会いから、おっこがお客様に喜んでもらうことの素晴らしさを知り、春の屋の若おかみになることへ生きがい、自覚をしていく過程が良かったです。
その後押しに不可欠だったのが、ウリ坊を始めとする美陽(みよ)、鈴鬼(すずき)といったユーレイの存在も大きかったと思ったです。ウリ坊がいなかったら、おっこは若おかみをしたか?どうか?も分からない気がするです。
あと同級生の真月との対比も見逃せないです。
{netabare}「華の湯温泉は誰も拒まない。どんな人でも受け入れる」この言葉も、この物語のキーワードになるです。{/netabare}
個性的なお客様が多い中で、初めは反発したりもあったです。それをも反省し、小学生とは思えないおもてなしの心で最善を尽くし、どんなお客様にも最後には喜んでもらう光景が良かったです。
時折、夢や記憶?に出てくるおっこの両親とのやりとりも子供らしさ、親の必要性を見た気がするです。
{netabare} お客様のため、最善を尽くしたおっこの前にあの時の真実が、おっこに突きつけられるです。それをも乗り越えて、{/netabare}自分が「私はおっこ、春の屋の若おかみです。」という場面は、感動的だったです。
「お客様にとにかく喜んでもらいただきたい」という一心な思いで、成長していくおっこの姿に感動したです。「おもてなし」とは何なのか?おっこが見せてくれたです。「これでいいのだ!」です。
{netabare}最後の真月とユーレイたちとのシーンも必見です。{/netabare}