おぬごん さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
水着!おっぱい!お尻!百合!題材の勝利
まんがタイムきららフォワード連載の、ビーチバレーを題材とした漫画が原作
「フォワード」作品ですので、原作は4コマではなく通常のストーリー漫画ですね
原作未読
内容は、沖縄の親戚の元へと引っ越してきた主人公・遥が、同い年のいとこ・かなたと再会し、ビーチバレーと出会ってその魅力にハマって、仲間やライバルとともに全国大会を目指す…というスポーツモノの王道
試合自体の描写もかなりしっかりしていますし、何より要所でよく動く手書きの人物作画、ボールや砂の動きには自然にCGを取り入れる工夫、多彩なカメラアングルにラテン音楽風のBGMと演出も素晴らしく、臨場感・迫力がありました
またビーチバレー自体は誰もが存在を知っているスポーツではありますが、序盤は初心者の遥を通し「知ってるようでよく知らない」ビーチバレーの特徴を教えてくれたので、結構「へ~!」って言いながら見てましたw
特にオーバーハンドレシーブ(トス)への判定の違いについては知りませんでしたね~
ただ1クールで作品内の時間が1年も進むため、初心者だとばかり思っていた遥が終盤にかけて一気に強くなっていくのはちょっと違和感がありました
もちろん作中で練習描写はしっかり描かれていますし、正月を描くなど時間経過も描写されてはいるんですが、いかんせん舞台となっている沖縄が季節変化に乏しいのもあって時間経過を実感しにくかったのも大きいと思いますw
1年中ずっとビーチで水着で練習できるなんて羨ましい限りですよね
作画面では先述の試合描写もそうなんですが、特筆すべきは何と言っても試合中のおっぱいと尻ですよね!!
スパイクやブロックのために飛ぶ度に揺れるおっぱい!
サインを出すためにドアップで描かれるお尻!水着の食い込み!!
……若干取り乱しましたが、これはもう本当に題材の勝利ですよね
女の子が水着で飛び跳ねたらそりゃおっぱいは揺れますし、2人で行うビーチバレーにおいてサインプレーは重要。そのサインを描写するためにはお尻を写さざるをえませんからねw
1話と最終回で触れられているように「2人でしか行えない」というビーチバレーの特色も、百合重視の昨今のきらら作品と極めて相性がいいですし、ビーチバレーという題材を選択した時点でこの作品の勝利は半分決まったようなもんですww
ただもちろんそれに終わらず、もう半分を埋めた丁寧な作りも素晴らしかったです
王道の展開、馴れ合いすぎずギスギスしすぎない絶妙な距離感を持ったキャラの配置、試合中と日常で大きく色の変わるラテン風の秀逸な劇伴BGM、やたら凝った食べ物作画などなど
きらら作品の王道ではありませんが、スポ根風味の良作だったと思います
~かなり下品な余談~
この作品で個人的に一番衝撃だったのは、間接的にではありますが遥の{netabare}ハミ毛{/netabare}が描かれたことですね
ヤバくないですか!? きらら作品の主人公に{netabare}陰毛が生えてる{/netabare}んですよ!?!?
ヤバくないですか!?!? きらら作品の主人公に{netabare}陰毛が生えてる{/netabare}んですよ!?!?!?!?(大事なことなので(ry
私、2次元のキャラが{netabare}思考停止的に無毛に{/netabare}される風潮、好きじゃないんですよ
2次元のキャラだって普通の女子高生のはずですから、そこにあるべきものはあるものとすべきだと思うんですよ
ただそうじゃないことを求める層が多いのも事実だとは思います
ですのでかなり踏み込んだこの描写には、衝撃とともに、強い好印象を覚えました