myutan さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
生物との共生の大切さについて考えさせてくれるアニメ
広大なマリンブルーの海に浮かぶ南国の島で、
のんびりイルカと生活できるって良いなぁと思いながら
子どもの頃に見ていた116分の映画
フィジー諸島にある島(パゴパゴ島)で、
海洋生物学者の父と一緒に暮らす少年洋介が、
生まれたばかりの首長竜クー(プレシオサウルス)とバッタリ出会い、一緒に成長していき、ある大きな事件に巻き込まれていきます。
洋介を本当の母のように慕う恐竜クー。
生まれて間もない恐竜クーをひたむきに世話し、
守ろうとする主人公の洋介。
そんな洋介を支える父と謎の女性カメラマンキャシー。
目的のために人の命を奪うことも辞さない傭兵達。
そんな登場人物の人間ドラマを見ていると、
人同士で支えあっていくこと
や生物と共存していくことって良いなぁって思えます。
核実験についても少しふれており、
当時はまだフランスが核実験をしていたので、
メッセージ性があったかも。
今の日本だと。。。
取り扱っているテーマは少し難しそうに見えますが、
洋介とクー中心の人間ドラマが時系列に展開されるので、
何も考えずに見ても理解できると思います。
最後は、ちょっぴり切ない感動。
声は主に俳優さんが担当していますが、
印象に残っているのは、クーの鳴き声と
場を明るくしてくれる脇役の神谷明さんだったかなぁと。
映像は、1993年の映画なので。。。
「当時」見ていたときは、綺麗だったと思いますw
現地の文化や生活様式も取り上げられており、
臨場感があったかもしれません。
子どもから大人まで見られて、
少し考えさせてくれるアニメだと思います。
20Feb2012