ダレイオス さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タイトルのわりにはゆるい普通の日常系ですよね。
主人公は26歳の女性でオタクというか腐女子で会社を辞めて再就職した所から
物語はスタートする。
主人公はなぜ前の会社を辞めたかというと同僚の彼氏に腐女子であることが
バレで振られて気まずくなり、いつの間にか辞めたのこと
ナルホド・・・わからん。アニメとはいえそんなことで会社を辞めるなよ思う。
そんな理由で辞めるのはもったいなくない?と思う開始でした。
主人公は新人社員のはずだけど
会社では同僚とはタメ口、ニックネームで呼んでなんか変、同じ歳で同じ学校出身だったとしても
先輩は先輩なのでどうも社会人アニメとしては最低限のリアルさは描けてないなと思った。
そして主人公が勤めている会社て何の仕事しているのかすらわからないので
社会人ものだけど仕事のことは描かない作風にみえました。
なので主人公は新人社員だけど会社での成長を描く作風ではないので
新人社員の設定はいかしてないなと思いました。
主人公はオタクバレが怖い設定だけど
その設定も会社で知り会った親しい人はみんなオタクなので
オタクバレの恐ろしさの設定もいかされてないので
面白いストーリー展開にはなりませんね。
主人公は1話で会社内で再会した小学・中学時代のクラスメイトと親しくなり
仲良くなる過程が楽しめるわけでもないので面白い展開にはならないよと思う。
しかも1話からテンポが遅いので内容が薄くてテンポが遅いとなると
余計に面白くないな・・・と感じてしまう。
個人的にはゆったりとしたテンポのアニメは好きですが
内容が薄すぎると流石にキツイ
コメディやパロディやギャグも多いのだけど
主人公の相方の男性がこういう役だとは思うのですが
テンションが非常に低くて、こういうキャラだと
ツッコミやギャグに切れがないしアニメ自体のテンポが遅いのもあって
ギャグアニメとしては切れがあるタイプでないですね。
パロディ自体もストーリー上で上手く使ってる感じもなくて
ただやってみたぐらいなので効果的には使われていません。
じゃあこのアニメで何が描かれていたかになると
会社内で再会した同僚や会社内のオタク仲間との充実したオタクライフが描かれていました。
やっていることはコミックマーケットに参加したり
そこでのイベントの様子とか普通のオタクものですね。
ネタとしてはリアリティ重視よりは
出てくるモブキャラが現実の人にBL的な興奮をしたりアニメ的演出で
内容はアニメ的かなと思う。
リアルなオタクの生態を描いたわけではないです。
ライトにオタクてこんなもんだね的な軽い感じで描かれてました。
主人公達のオタクライフの描かれ方は
ただ主人公達がゲームしたりしているだけだったり
アニメ観て主人公達が感動しているだけだったり
特別に面白いてわけではないですね。
その見せ方がドラマがあったり、オタクに共感を感じさせるものなら
いいのだけど、そうではないからな
ひたすら主人公達の内輪ネタでしたね。
うーん、あまり言いたくないけど御大層なアニメのタイトルのわりに
様々な角度からこのアニメを分析した結果出た結論は日常系萌えアニメの作りですね。
仕事や学業が描かれているわけでもないし、ドラマがあるわけでもキレのあるギャグがあるわけでもなく
ひたすらゆるい日常系なのでそれ以上でもそれ以下でもないです。
それに主人公と相方の男性の仲睦まじい、いちゃラブ展開が加わった感じでした。
これについては、手軽に入れられたオタク要素や小学生時代の思い出が効果的に作用して
この2人仲がいいなと思えるエピソードの数々を堪能出来るので悪くはないと思います。
主人公の相方の男性は普段はそっけないですが、ふとした時に見せる優しさは
いいな・・・と思ったので女性ならヤラれるのではないでしょうか
他の主人公のまわりのメインキャラは、それを見守っている感じで
理解力もあって主人公と相方の男性にいいアドバイスをしたり
協力をしたり時にはコメディの相手役として機能していたので悪くはなかったです。
主人公の相方の男性と違ってテンションが非常に低いわけではないので
キレはそれ程はないがコメディにはなっていた。
キャラは最初に出てきたキャラで殆どまわすので、キャラの印象は残りやすく
キャラは薄くならないキャラの配置でした。
新キャラは既存のキャラの印象が深まってから加入されるので新キャラは受け入れやすかったです。
あとこの手の作りのアニメは最初は慣れないのですが
慣れてくれば遅いテンポやノリや作風に慣れてくるし
声優さんの演技にも序盤は慣れないんだけど、慣れてくるので
1クール終わるまでには日常系が嫌いでなければ
そこそこは楽しめるのではないでしょうか
ライトなオタク要素も後半になってくるとゆるい作風には合っているなと思えてくるので
後半はそのライトな要素も慣れました。
ただ日常系と言っても作画の質はまずまずで崩れとかはないのですがキャラクターデザインが
萌え絵ではなくて最近増えた一般向けな絵なので絵が可愛いとかはないので
一般向け日常系のデザインじゃないですかね。個人的にはそそりません。
まとめると社会人でオタクのメインキャラ達のゆるい普通の日常系アニメではないでしょうか
それ以上でもそれ以下でもないですね。
キャラクターデザインから一般向けな絵なので、一般向けに作られているのもポイントでしょう。
ライトなオタク要素も一般向けを意識していたのでしょう。
設定を上手くいかした面白さに期待しては駄目、ギャグにキレがあるわけでもない。
面白いストーリー展開があるわけでもない。
あくまでもいちゃラブ展開をやりながらのゆるい普通の日常系アニメ
まじめな社会人ものとしてみると、うーんだが日常ものとしてみると
何とかみれるな・・・が本音ですね。
途中から切りかえたらみれた。
冷静に考えると設定をいかしていなだけで、矛盾や整合性の問題や非道徳行為などがあったりして
内容がアウトてわけではないので・・・
ただストーリーは合格点が出せるアニメの出来ではないですね。