こまたち さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
これをなぜアニメ本編に取り入れなかったのか
2016年に公開されたマジェプリの続編映画
TV放送の本編では描かれなかったウルガル残党との決戦を描く。熱心なMJPファンへのアンサー作品としてはほぼ満点。序盤から幕引きまでマジェプリらしさが全開なので本編が好きなかたは絶対に気に入るはずです。
本作の一番の魅力は戦闘シーン。本編で描けなかったのが心残りだったのでしょう。主要メンバー全員が覚醒します。もうこれだけで熱くなれます。そしてそのタイミングでの新機体投入。ロボットもの好きとしてはこの展開だけで血がたぎります。もちろんそれを支える作画の良さや物語展開のすばらしさも顕在。本当に見事。見事すぎてなぜ本編でこれをやらなかったのかが疑問に思えてくるレベルです。
残念な点は1点だけ。結局のところ、艦長はイズルを戦線投入する気満々だったのだなと。新型をロールアウトして備えておくのは分かる。ただね、それがレッドの新型だったというのが問題。イズルが出撃を決意してから塗装したわけでもないだろう。ましてやアッシュだ。イズルのDNAが組み込まれている以上、あれはイズルにしか操縦できない。厳密には違うがあの状況ではイズルだけ。ともすればだ。本人のやる気いかんに関わらず、結局はピンチになったら無理やりにでも出撃させようとしたんじゃないかな?そう考えると、艦長がイズルの身体をいたわって出撃を却下するシーンが茶番過ぎて笑えてくる。そもそもの話、あの新型はいつ開発されていつ艦に積んだの?という問題もある。まあそこはどうでも良いけど。
以上。