でこぽん さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
野球を軸に親子の愛情を語った物語
この物語は水島新司さんの漫画が原作です。
皆さんがご存じのとおり、水島新司さんは野球に情熱をかけてられます。
そしてこのアニメは、野球を軸として親子の愛情を深く考えさせられる物語です。
思わず涙があふれ出てきます。
主人公の一人、火浦健は、生まれて間もなくヤクザの政に拾われます。
健は政の愛情ですくすく育ち、やがて北海道一の剛腕投手になります。
{netabare}
健の高校が甲子園出場を決めたとき、ヤクザの子供が甲子園に出るのは良くないとPTAから抗議があがります。
健は、悩んだ末に野球部を退部します。甲子園をあきらめます。
彼は育ての親である政への愛情を大切にしました。
だが、その夜、政が瀕死の状態で自宅へ運ばれ、亡くなります。
政は健のためにヤクザをやめる決意をし、組長に申し入れたところ、組長から、組をやめるけじめとして何度も何度も殴られたのです。
政は自分の人生よりも健の未来を大切にしていました。
{/netabare}
もう一人の主人公、王島大介もまた、生まれて間もなく今の両親に拾われます。
大介は両親の愛情を受けて育ち、熊本県で最も優れた四番打者となります。
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大介が入院したとき、血液検査から今の両親は本当の親でないことを知ります。
でも、彼はそのことを両親に話しませんでした。
彼は、血のつながりがない両親を深く愛していました。だから話す必要が無いと判断したのです。
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やがて、火浦健と王島大介は、プロ野球選手となり、戦うことになります。
そして、二人の過去が明らかになるのです。
二人の過去を知ったとき、驚きでいっぱいでした。
野球の神様が二人を引き合わせてくれた。
そう思えて仕方ありません。
是非見てください。
感動の渦に包まれますよ(^_^)/