ヒロウミ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アイヌのマタギとゆるくないゆるキャン△やってみた!
タイトルのまま。
原作マンガを週刊誌で読んでいました。序盤はサクサク進む物語や旧き時代のアイヌの人々の生活が垣間見ることが出来て面白「かった」。この作品が出た頃から週刊誌を買わなくなり紙媒体への興味がほぼ皆無になったのを覚えている。電子書籍すら時間の無駄に感じて触れなくなった。
マンガによくあるダルい展開。やたらと尺を稼ぎ無駄な描写でスペースを埋めるやり方は常套手段なのだろうがこれって時間稼ぎだろ?としか思えなくなって毎度興醒め。何を見てもどのマンガもほぼ面白く無くなった。アニメやドラマを見ることで小説やラノベの読者頼みの空想劇にも愛想がつきたのもほぼ同時期であった。
ワンピースとか息の長いアニメにもその傾向はかなり強く子供騙しにしか感じれないのはある種の不感症になったのかもしれない。
物語は明治時代。当時のご馳走をキレイに色々描写されてはいるが小さい頃に下手物串屋にちょいちょい連れて行かれていたからリスやらキツネやらの描写に大した衝撃は無かった。と言うよりも鹿やイノシシが道を歩いていたら軽トラックで引き殺してじいさんが解体していたのを思い出した。30年前ですら田舎には動物は溢れるほどいたのだが野良猫やカエルのケツに爆竹を突っ込んで遊ばない現代っ子が触れることのないところかもな。矢鴨も減ったねぇ。
旨そうな描かれ方をしているが熟成していない赤身は養殖している脂身の多い牛、豚、鳥に慣れている人には正直物足りないと思う。しかも今はやたら高いのね、猟師が取った肉って。冷凍庫に溢れているものを付加価値つけて流通させてるだけなのにね。
物語の主軸となる北海道横断旅行はテンポ良く進み、様々なキャラクターとの絡みも楽しく良かった。んでも最終話の切り方すっごい雑で残念なのね。まるで意図が掴めない。
原作の絵が落書き並みに下手くそでそれもファンからしたら忠実に再現されててネタに走れるものだっただろう。アニメとしての作画で言えばよくある深夜アニメの程度といったところではないでしょうか。
OPEDは大人の事情なのか制作のセンスの無さなのか、無駄にカッコいいだけで作品に全く合わないし何の伏線もないものになっちゃいましたね。
今年の春作品本当に弱いのよねー。事前の期待値としてはかなり高かったはずだったんだけど流し見ちゃえば良さそうなものに溢れちゃってて。
今年の作品は刺激の無いもので満たされちゃいそうですねぇ。